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大学受験の対策をするために、「Z会か予備校、どちらを利用するか」で迷うことがあります。この2つは両方とも良いサービスですが、それぞれで特徴が違います。そのため「こちらのほうが良い」と言い切ることができず、自分に合うほうを選ぶことが大切です。
ここでは、Z会と予備校を比べてみます。
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問題の質は、両方とても高い
扱う問題レベルや問題の質を比べると、Z会と河合塾、駿台、東進などの予備校は、両方ともとても高いです。
Z会は特に「難関大志望」の受験生をターゲットに絞っていて、オリジナル問題で演習することができます。予備校で扱う問題は、難関大学の過去問が中心で、ときどき「東大オープン」など、予備校が実施した模試の過去問を題材にすることもあります。
そのため、より練られた問題に取り組むことができるのは、Z会だといえます。
予備校は完全に目的を「受験対策」に絞っており、効率的に学ぶことができます。Z会はもちろん受験対策を行うことができながらも、知的好奇心を満たしてくれる問題が多いです。
Z会は一部の超ハイレベルな受験生向けに、「超高校シリーズ」という難問ばかりを扱うコースも用意しています。基礎ができていないうちにこのコースを受講する必要はありませんが、興味があれば見てみると良いでしょう。
Z会だけ、予備校だけで合格できるのか
受験生がよく心配することとして「Z会だけで、志望校に合格できるのか」「予備校だけでなく、ほかの教材も取り組んだほうが良いかも」ということが挙げられます。
Z会や予備校のテキスト・授業の質は、とても高いです。また、Z会のテキストや予備校のカリキュラムは長年に渡って改善が繰り返されており、より効率的に学べる内容となっています。そのためどちらもしっかりと使い込めば、それだけで合格レベルに達することができる内容です。
私も数学や物理、化学については、基礎・標準を固める参考書を終えたあとは、過去問とZ会での問題演習が中心でした。
ただ、実際のところ、気になる分野をほかの参考書や問題集で補完したり、より演習量を増やすために問題集を購入したりすることはあるものです。そのため、基本はZ会や予備校を軸としつつ、必要に応じて参考書、問題集を追加するのがおすすめです。
ただ、「あれも良いかも、これも良いかも」とさまざまな教材を購入してしまうと、どれも中途半端な取り組み方になってしまいます。これが一番学力を伸ばせない原因になるため、「これ」と決めた教材をしっかり使い込むようにしましょう。
基礎が身についていない場合、予備校がおすすめ
これから受験勉強を始める場合や勉強を苦手としている場合、Z会はおすすめできません。予備校のほうが良いです。
Z会は難関大学にしっかりと対応できる力を養えるよう、全体的に問題が難しめになっています。Z会の場合、基礎が身についていないと問題をまったく解けません。こうなると、お金や時間を無駄にしてしまいます。
目安として今の偏差値が60前後なら、Z会を考えて良いと思います。具体的には英語なら「単語帳と今まで習った文法をひと通り身につけられている」、数学なら「黄チャート・青チャートなどで解法パターンをある程度マスターしている」くらいのレベルなら、Z会に取り組んでも大丈夫です。
これより偏差値が低くても、頑張ればZ会の問題についていくことはできます。ただ、最初はかなりたくさん勉強する必要があるため、気をつけてください。
Z会は公式サイトから資料請求ができます。資料には見本教材も入っているので、どのくらいのレベルかチェックしたい場合は、資料請求をしてみてください。
また、余談ですが「Z会に興味があるけれど、基礎もしっかり固めたい」という場合、リクルートの「スタディサプリ」もおすすめです。予備校講師による動画授業をスマホで学ぶことができ、月1,078円(税込)と料金も安いです。別記事で紹介しているため、合わせて参考にしてください。
勉強スタイルの違い
Z会と予備校の勉強方法は、お互いに「逆のスタイル」といえます。
Z会は冊子が届くので、掲載されている問題を解いて、自分で学びます。また、月に2回の「添削問題」があるため、2週間に1度、添削問題を提出する必要があります。
一方で予備校は、講師の授業を決まった曜日・時間に受けます。
Z会で勉強を進めるには、「勉強する意思」が大切です。勉強が好きだったり、自分で勉強に取り組む姿勢ができていたりするなら、Z会を使いこなすことができます。学習のペースができれば、Z会は自分の都合が良い時間で取り組むことができるため、とても使いやすいです。
ただ、Z会は「難しい」と感じることもあるので、場合によっては問題に取り組むのが大変になり、途中で続かなくなってしまう可能性があります。
予備校の場合は校舎へ通って授業に出れば、新しい内容を聞きながら学ぶことができます。
ただ、予備校は「受け身の姿勢でも、楽に学べる」というわけではありません。予備校の内容は濃いため、しっかり予習・復習をしないと身につけることができません。
「教材を活用しての独学」が得意ならZ会を、それ以外の場合は予備校を選ぶことをおすすめします。
記述のトレーニングは、Z会が行いやすい
Z会は「添削問題」があるため、回答を記述して問題を解くことになります。
国公立大学の二次試験は、記述問題が出題されます。そのため自分で回答をしっかり書くことに、慣れておく必要があります。特に難関大学になるほどこの傾向は強く、今後も記述はより重視されることが予想されます。国の教育方針として、「アウトプットする力(表現力)」が重視されるためです。
Z会で添削問題を解いて提出すると、回答に赤ペンで記述の仕方にアドバイスをもらうことができます。自己流で記述していると、必要なことが抜けたり、逆に無駄な記述が多くなったりしてしまいがちです。Z会ならこうした点を修正してもらうことができるため、記述力を養うことができます。
予備校は生徒数が多いため、それぞれの受験生に対して記述の添削をしている余裕がありません。そのため予備校の場合、記述対策は手薄です。
予備校では休憩のときに講師や大学生のチューターに、質問や相談をすることができます。このときに「記述の回答を見てもらえませんか?」と相談すれば、アドバイスをもらえることは多いです。ただ、Z会のように細かな点まであなたの回答を確認してもらうことは難しく、あくまでもプラスアルファ的なサービスでしかありません。
費用は予備校よりZ会のほうが、圧倒的に安い
Z会と予備校の費用を比べると、圧倒的にZ会のほうが安いです。
Z会は1講座・1ヶ月あたり5,600円(税込)で受講することができます。さらに複数講座をまとめて受講したり、6ヶ月や1年分の費用をまとめて支払ったりすると、1講座あたりの金額がより安くなります。
一方で予備校の場合、例えば河合塾に9月から、難関大学理系コースに通う場合でも60万円ほどの金額がかかります。つまり約半年の学費で60万円ということになり、1ヶ月あたり10万円の計算になります。
また、東進では半年で受講する講座が1講座7万円のため、換算すると1講座・1ヶ月あたり約1万円という計算になります。
費用を抑えて質の良い問題に取り組むなら、Z会のほうがおすすめです。
Z会を予備校と両立・併用する人もいる
Z会は費用が安いため、予備校と併用する人もいます。
ただ、Z会と予備校で同じ科目を受講すると、全ての内容をこなすのはとても大変です。
Z会の添削問題は難しく、2週間に1度とはいえ、毎月こなすのはかなり勉強量が必要です。さらに、冊子に掲載されている他の問題も学ぶ必要があるため、Z会だけで十分なボリュームがあります。
予備校も「講義とテキストの内容だけで、受験に対応できるような構成」となっているため、1つずつの講座が、内容の濃いものになっています。
そのため「英語は予備校で学び、数学と物理はZ会を使う」のように、Z会と予備校は、違う科目を受講することをおすすめします。Z会と予備校で同じ科目の講座を取ると、オーバーワークになりかねません。
私もZ会と予備校を併用していた時期があります。英語は苦手だったので予備校の授業を聞いて学び、数学と物理はZ会で学んでいました。Z会の問題は基礎力を身につけていないと、解き進めることができません。冊子には基本項目の解説がされているものの、問題ではその知識を使った高い応用力が試されます。
予備校でひとつでも講座を取れば、予備校の自習室や受験情報は全て利用することができます。できるだけ予備校で受講する講座を少なくしてZ会の講座を増やすと、費用を安く抑えることができ、予備校の環境も活用できます。
また、上でも紹介した「記述対策」をするために、Z会を併用する人もいます。「基本的に予備校で満足しているけれど、記述対策をしたいからZ会の英語講座を受講しよう」のようにZ会と予備校を併用するのは、良い使い方といえます。
Z会と予備校、自分に合うほうを活用しよう
ここでは「Z会と予備校どちらが良いか」について紹介しました。Z会は良問が多く、自分のペースで好きなときに取り組めて、料金が1講座あたり月5,600円(税込)と安いです。また、添削問題を解くことで、記述対策もすることができます。
予備校はプロの予備校講師から直接教えてもらうことができ、通うことで勉強にペースを作りやすいです。ただしその反面、費用は年間で50~100万円と高めです。
どちらもしっかり活用すれば、志望校合格に必要な力をつけることができます。あなたの得意な勉強スタイルに合わせて、どちらかを選んでみてください。Z会は資料請求で、教材のサンプルを取り寄せてみるのもおすすめです。