黄チャートの使い方は例題だけを何度も復習するべき

大学受験の勉強法

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数学の参考書として長年高い人気を誇っているのが「黄チャート(数研出版)」です。例題を解くことで大学入試でよく出題される「典型問題」の解き方を身に着けることができ、受験数学の基礎を固められます。

ただ、黄チャートはとてもページ数・問題数が多く、「どうやって勉強すれば良いか分からない」「使い方を知りたい」ということもあると思います。

そこでここでは、「黄チャートの使い方」「黄チャートを終えるべき時期」「黄チャートの対応レベル」について解説します。黄チャートを活用して、受験数学の対策をしっかりしてほしいと思います。

なお、黄チャートの後には入試問題演習をする必要がありますが、ベネッセの「進研ゼミ」はおすすめの教材。志望校に合わせて厳選された良質な入試問題で演習でき、「添削問題」もあるため記述のトレーニングやより深い理解にも役立ちます。思い立ったときからスタートできるので、ぜひ考えてみてください。

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黄チャートの使い方・4つのポイント!

黄チャートは使い方で学習効果が大きく変わります。使うときは、ここから紹介する4つのポイントに気をつけて活用しましょう。

  • 例題だけを解く。
  • 例題は典型問題の集大成。解法を暗記する。
  • 繰り返し復習する。
  • 最初に全体の問題数を把握して、期限を決めて取り組む。

例題だけを解く

黄チャートにはたくさんの問題が掲載されています。

黄チャートの構成は大きく5つに分かれていて、

  • 解き方が詳しく解説されている「例題」
  • 解法を説明する「チャート」
  • 問題の「解説」
  • 例題の下にある確認用の問題である「PLACTICE」
  • 各単元の最後にある「EXERCISES」

があります。

全て合わせると本当に膨大な問題数になりますが、この中で必ず解くべきなのは「例題」です。ほかの問題も悪くありませんが、正直に言うと中途半端・・。そのため、あまり解く必要はありません。

黄チャートの例題は「基本例題」と「重要例題」の2種類あります。どちらも大切なので、2種類の例題に関しては全てマスターしましょう。そして、解説のところにある「チャート」の部分をしっかりと読んで、解法を身につけましょう

例題は典型問題の集大成。解法を暗記する

黄チャートの例題が良い理由は、典型問題を網羅していて、高校数学で身に着けるべき解法をひと通り習得することができるためです。

数学は一見すると自分の頭で考えて解いているように思えます。ですが問題を解くときは、「自分が理解して覚えている、解き方のパターン(解法)」に当てはめて回答しています。

数学は解き方が無限にあるような気がしますが、実はパターンがあります。そして、パターンをひと通り習得できれば、かなりの問題を解けるようになります。

決まった解法パターンで解ける問題を「典型問題」といいます。典型問題は解法を理解していれば、「あのパターンで解ける問題だ」とすぐに気付くことができます。ただ、逆にパターンを理解していないと、まったく解き方が思い浮びません。

黄チャートの例題は高校数学で出てくる典型問題がほぼ網羅されていて、抜けがないようにマスターできます。また、黄チャートは問題レベルがちょうど良いので、「解法を問題でどのように使うのか」を例題を通して習得しやすいです。

黄チャートの例題を通して身につけられる解法は、英語でいう「単語」や「文法」のようなものといえます。つまり黄チャートの問題は、応用問題・過去問などを解くときの「ツール」になります。黄チャートの例題は「理解して覚えるべき問題」と考えてください。

黄チャートは数1A・2Bなどそれぞれで、250問前後の例題があります。これらひとつひとつが英語でいう文法問題のようなもので、全て理解して覚える必要があります。

繰り返し復習する

黄チャートの例題は繰り返し復習することが大切です。問題を見てすぐに解法が思い浮かび、解くことができれば、「その問題をマスターすることができた」といえます。ただ、1度解いただけでこの状態にすることは難しいです。そのため、何度も繰り返し復習する必要があります。

復習の目安は「3〜5回」です。簡単な問題なら3回ほど、少し難しめの問題なら5回ほど復習することで、身につけられるようになります。解けたら「◯」のように1つずつ印をつけて、3〜5個の◯がたまったら完了、というように復習すると良いです。

しかし、「黄チャートはただでさえ問題数が多いのに、何度も復習するには時間が足りない」と思うことがあると思います。そこでおすすめなのが読んだり眺めたりする復習です。

問題を見て「解法を思いつき、あとは計算するだけ」というイメージがわけば、その問題を解けるのはほぼ確実です。計算ミスには気を付ける必要があるものの、解き方の流れ自体は問題を見ることで復習することができるのです。

計算練習はときどき時間を取ったり、問題集や過去問などで問題演習をするときにミスなくできるようにすれば良いです。

受験勉強は時間との戦いです。黄チャートの問題を全て書いて解いていると、時間が足りなくなってしまいます。ページをめくって解法をイメージするだけなら、短時間で10問などの復習をすることができます。

黄チャートはインプット用の教材で、「例題を理解して、解けるようになること」が目標です。あまり長時間悩みすぎず、例題のすぐ下にある解説を読んで理解するようにしましょう。そして1度は実際に書いて解けるようにすれば、あとは見るだけでも良い復習になります。

ただし、「この問題はどうしても不安」という問題は、書いて復習しましょう。書いて復習するのは学習効果が高いですが、時間がかかります。見て行う復習は書くよりも定着率は低いですが、効率は良いです。両方の復習をバランス良く使いこなすことが大切です。

復習の仕方については別ページで紹介しているため、合わせて参考にしてみてください。

学習効果を飛躍的に高める「復習の仕方」タイミング・回数・コツ

全体の問題数を把握して、期限を決めて取り組む

黄チャートは問題数が多いです。数1Aと数2B、理系に関しては数3も学ぶ必要があるため、学ぶ量は膨大です。ただ、全体の問題数を把握して「いつまでに終えるか」を決めることで、挫折せずに進めやすくなります。

たとえば数1Aには、高校の始めに習う簡単な問題も含まれています。そのため理系なら、1日5〜10問ペースで進めることも多いです。仮に1日7問のペースで進められれば1ヶ月で210問をこなすことができ、ひと月で黄チャートの数1Aを制覇できるくらいになります。

黄チャートの分厚さを見るとモチベーションを保ちにくいですが、7問×30日と考えれば取り組みやすくなります。見た目の分厚さと問題数に惑わされず、問題を解いていきましょう。

黄チャートを終えたら、過去問・問題集・模試で演習

黄チャートをひと通りマスターすると、典型問題を見ただけで解法を思い浮かべられるようになります。これで数学の基礎ができたことになるので、あとは過去問・問題集・模試で演習をすると良いです。

黄チャートは質の高い参考書ですが、あくまでも「解法暗記」をするための教材です。「黄チャートで難関大学に対応できますか?」という質問がよくありますが、黄チャートは必要ですが、これだけで合格レベルに達することはできません。

黄チャートで身に付けたことをベースにして問題演習を繰り返せば、難関大学に対応できる学力レベルにも十分到達できます。

また、問題演習をするなら、ベネッセの「進研ゼミ」はおすすめです。クセがなく多くの受験生に使いやすく、志望校に合わせて質の良い入試問題を提供してくれます。

また、進研ゼミは長年にわたって改善が繰り返されていて、膨大なデータを元に教材が作られています。そのため演習できる入試問題もムダがなく、必要な問題量もカバーできます。黄チャートと合わせて活用すれば学力をスムーズに伸ばしやすくなるため、活用してみてほしいと思います。

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黄チャートはいつまでに終えるべき?

黄チャートを終える期間の目安は理系の場合、できれば4月末までに1A、6月末までに2Bを終えると良いです。その後は学校の進度に合わせて3を進めて、同時に問題演習をしていきましょう。

また、定期的に1A・2Bの復習もする必要があります。上で紹介した、例題を見て復習する方法で、効率良く繰り返しましょう。

文系の場合は5月末までに1A、7月末までに2Bを終えると良いです。8月の夏休みで復習をして、秋からは問題演習に入りましょう。

黄チャートで対応できる大学レベルの目安は「旧帝大」

黄チャートで対応できる大学レベルは、北大・東北大・名古屋大・九州大などの「旧帝大」レベルまでです。東大・京大・阪大はよりレベルが高いため、青チャートを使うほうが良いです。赤チャートは問題の難易度が必要以上に難しすぎるため、大学受験には不向きです。

また、「数学が得意で、黄チャートでは物足りない」という場合は、青チャートを使うと良いです。「数学が得意でも苦手でもない」という場合には、無理せず黄チャートでしっかり基礎を固めるほうが、確実に解法を身に着けられます。

青チャートは身につけられる解法は黄チャートと同じでも、より複雑で難しい計算を必要とする問題が多い傾向にあります。青チャートは「解法暗記」と「問題演習」を同時にある程度兼ねることができるのに対して、黄チャートは「解法暗記」のみに絞っていて、「問題演習」は別にする必要があります。

ただ、青チャートだけでも旧帝大の問題に対応するには不十分で、問題集や過去問での演習は必須です。そう考えると、数学が得意でない限りは黄チャートで良いといえます。

黄チャートは完成度の高い教材。しっかり使いこなそう

ここでは、黄チャートの使い方・終えるべき時期・黄チャートで対応できる大学レベルについて紹介してきました。

黄チャートはとても良くできた参考書です。解法を暗記するための参考書として使いやすく、学んだことをベースにして問題演習をすることで、実力をしっかり磨くことができます。例題を何度も復習して解法を身につけて、揺るぎない数学の力を身につけてほしいと思います。

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