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スタディサプリと進研ゼミは、どちらも高校生に人気。
河合塾や駿台などの予備校に比べて費用がお値打ちで、かつ教材の質が高いため、ある程度は自習できるお子さんに好評です。
どちらも合格実績は十分あり、しっかり取り組めば大学受験の対策はどちらか一方を使えば十分。
ただ、両方とも良い教材のため、お子さんにどちらを使って勉強させようか迷う親御さんも多いです。
スタディサプリと進研ゼミ、どちらかを選ぶときは、お子さんの向き不向きで選ぶのがおすすめ。
スタディサプリは動画、進研ゼミは冊子のテキストというイメージですが、それぞれの特徴・メリットを知ることで、お子さんにどちらが向いているかを判断しやすくなります。
そこでこの記事では、スタディサプリと進研ゼミを詳しく比較。
7つの項目で掘り下げて、スタディサプリと進研ゼミを徹底検証しました。
お子さんに伝えてあげれば、きっとどちらにするかを選べるはず。
お子さんにとってベストな教材で、大学受験を頑張ってほしいと思います!
合格特訓コースはスタートキットももらえる。
私は10年以上、理系の塾講師として大学受験生を教えてきましたが、自分が学生の頃は進研ゼミを使っていたことがあります。
家に届いた青春マンガを読んで「よし、やるぞ!」となるものの、3ヶ月後には机の脇に山積み・・、という経験は、親御さんならあるかもしれません(汗)
ただ、今の進研ゼミは続けやすいよう工夫されていて、サービスもずっと充実。
「これなら良いな」という内容にパワーアップしているので、人気のスタディサプリと並ぶ内容になっています。
ぜひ参考にしてくださいね。
※数字は2024年現在の情報です。
スタディサプリと進研ゼミの比較
スタディサプリには映像授業のみの「ベーシックコース」と、担当のコーチがついて学習の計画作成や進度チェック、質問ができる「合格特訓コース」があります。
進研ゼミは志望校別のコースや受講する科目数は選べますが、基本的な内容は共通。
スタディサプリのベーシックコース・合格特訓コース、進研ゼミの3つで特徴を比較しました。
スタディサプリ ベーシックコース |
スタディサプリ 合格特訓コース |
進研ゼミ 高校講座 |
|
対応レベル | 共通テスト〜最難関まで対応 | ||
映像授業 | ○ 約4万本 |
△ 約1,900本 |
|
テキスト | △ 1冊1,320円(税・送料込) 必要に応じて |
○ 副教材・アプリ教材もあり |
|
質問 | ✕ | ○ 月10回まで |
○ 月3回まで |
受験情報 | ✕ | ✕ | ○ |
学習管理 | ✕ | ○ | △ |
費用 (税込) |
月2,178円 | 月10,780円 | 【高1】 月6,480〜9,630円 【高2】 月6,690〜9,840円 【高3】 月9,950〜14,990円 |
やはり映像授業はスタディサプリ、テキストは進研ゼミが充実。
スタディサプリは合格特訓コースなら学習管理のサポートが手厚く、進研ゼミは受験情報の提供やサポートのバランスが良いです。
料金はスタディサプリのベーシックコースは当然お値打ちで、合格特訓コースと進研ゼミは同じくらいですね。
表にあるそれぞれの項目を、順番に見ていきます。
対応レベル:どちらも幅広く対応
スタディサプリ ベーシックコース |
スタディサプリ 合格特訓コース |
進研ゼミ 高校講座 |
|
対応レベル | 共通テスト〜最難関まで対応 |
スタディサプリも進研ゼミも、対応レベルは幅広いです。
どちらも基礎からの学習から難関大・東大京大・医学部まで対応していて、実際に合格した人も多数。
合格実績は両方とも十分あり、私も教材の質から考えると、「スタディサプリも進研ゼミも、きちんと使いこなして勉強すれば難関大も合格できるな」と思います。
ただ、進研ゼミはハイレベルなコースも用意されていますが、難関大志望の受験生は河合塾・駿台・Z会など、より定評のある予備校や教材を選ぶのが一般的。
そのため実際のところ、進研ゼミは地方国公立・GMARCH・日東駒専・関関同立などを目指すお子さんにおすすめです。
スタディサプリは進研ゼミより幅広い受験生に支持されていますが、スタディサプリ単体ではなく手持ちの参考書・問題集とスタディサプリの映像授業を併用するのが一般的です。
スタディサプリは高校が補助教材として導入していることもあるため、多くの受験生が使っています。
進研ゼミは偏差値で55〜65くらいの大学を狙うお子さんにおすすめです。
映像授業:スタディサプリは約4万本!
スタディサプリ ベーシックコース |
スタディサプリ 合格特訓コース |
進研ゼミ 高校講座 |
|
映像授業 | ○ 約4万本 |
△ 約1,900本 |
スタディサプリの映像授業は予備校の先生が担当していて、質は申し分なし。
先生の好みはあるかもしれませんが、基本的にはわかりやすくていねいな解説です。
動画は6教科19科目で約4万本もあり、志望校の対策講座・共通テストの対策講座・英検の対策講座まで網羅。
高校の定期テスト対策レベルから大学受験の標準・難関・最難関レベルまで、完全対応しています。
※教科:英数国理社に加え、今は情報も合わせて6教科
※科目:教科を細分化したもの。国語なら現代文・古文・漢文、理科なら物理・化学・生物・地学など
ただしたくさんある授業を全て消化するのは難しいため、お子さん自身で見る動画を絞り込んだり、合格特訓コースで見る動画を提案してもらったりすることは必要です。
一方、進研ゼミも実は「解説動画ライブラリー」という映像授業があります。
動画の本数は約1,900本とスタディサプリよりずっと少ないですが、進研ゼミは「映像授業だけでは成績が上がらない、結局は自習が大切」という自社のリサーチから、テキストでの学習を重視。
映像授業はできるだけムダを省いたラインナップになっていて、基本はテキストを理解しながらの演習・アウトプットが中心となっています。
進研ゼミも映像授業はありますが、お子さんが動画のほうが向いているならスタディサプリですね。
必要な授業を絞り込んでお子さんに活用してもらいましょう!
テキスト:進研ゼミが副教材もあり充実
スタディサプリ ベーシックコース |
スタディサプリ 合格特訓コース |
進研ゼミ 高校講座 |
|
テキスト | △ 1冊1,320円(税・送料込) |
○ 副教材・アプリ教材もあり |
スタディサプリは1つの映像授業ごとに「それでは問題を解いてみましょう」という演習があり、映像授業に合わせたテキストが用意されています。
テキストはPDFでダウンロードすることもできますが、冊子のほうが良い場合は1冊1,320円(税・送料込み)の追加料金。
また、スタディサプリは評判が良いものの、「スタサプのテキストだけで十分」という声はあまり聞きません。
そのためお子さんが持っている参考書や問題集に加え、必要に応じてスタディサプリのテキストも取り組むことになります。
授業の内容だけを理解して、持っている参考書や問題集で解く場合、スタディサプリのテキストは必要ありませんが、中途半端になりやすいので注意が必要です。
進研ゼミはテキストがメインで、お子さんが理解しやすいようていねいな解説、さらに理解を深めるときにアプリの映像授業を活用します。
テキストは毎月取り組みやすいボリュームで、「今月はこれを進めればいい」とやるべきことがはっきりしているため、迷わず進められるのも良いところ。
また、基本項目の暗記・共通テスト対策・問題演習など、メインの教材以外に副教材も充実していて、全てをきちんと活用すれば受験に必要な力は身につきます。
テキスト派なら進研ゼミ。
動画は何だかんだで見るのに時間がかかるため、読んで理解できるならテキストのほうが効率的です。
副教材も含めるとボリュームがありますが、最近は今やるべきことがアプリで提案されるようになっていて、以前より迷わず進められるよう工夫されています。
教材が届いて終わりではなく、進研ゼミも進化していますね。
質問:両方とも回数制限あり
スタディサプリ ベーシックコース |
スタディサプリ 合格特訓コース |
進研ゼミ 高校講座 |
|
質問 | ✕ | ○ (月10問まで) |
○ (1科目で月3回まで) |
スタディサプリも進研ゼミも自習で取り組む教材と思われがちですが、最近は疑問が生じてもつまずかないように進められる質問サービスがあります。
スタディサプリは映像授業のみ(+テキスト)のベーシックコースは質問できませんが、コーチがサポートしてくれる「合格特訓コース」なら、スタディサプリの講座やテキストの問題を月10問まで質問可能です。
また、コーチから「何か不安があれば気軽に相談してね」という声もかけてもらえるため、つい自分の中でため込んでしまうお子さんも安心感があります。
進研ゼミも質問できますが、1科目につき月3回までと、少し回数は少なめ。
基本的にはテキストやアプリの教材で理解できることが多いため、10日に1回聞けると考えれば、まずまずではあります。
ちなみにスタディサプリも進研ゼミも、お子さんが持っている参考書や問題集のわからない問題を質問することはできません。
特にスタディサプリは市販の参考書や問題集と併用するお子さんが多いため、月10回とはいえ、「本当はチャート式の問題を聞きたいんだけどな・・」と、質問の使いどころに迷うかもしれません。
受験情報:進研ゼミは必要な情報が届く
スタディサプリ ベーシックコース |
スタディサプリ 合格特訓コース |
進研ゼミ 高校講座 |
|
受験情報 | ✕ | ✕ | ○ |
スタディサプリが提供してくれるのは、学習面のサービス。
大学受験の仕組みや最近の入試動向、一般入試より早く始まる総合型選抜や推薦入試などの準備は、お子さん・親御さんで調べての確認が必要です。
進研ゼミは教材と合わせて入試の情報誌が定期的に届くため、知っておくべき大事な内容はもれなくチェックできます。
また、高3生は入試が近づいてくるため、お子さんが申し込んだプランに合わせて必要な情報が提供される仕組み。
勉強も大切ですが、最近は特に入試の仕組みを知ることも重要なため、情報提供の面では進研ゼミが優れています。
親御さんが大卒でも、大学受験はかなり変わりつつあります。
センター試験ではなくなり「共通テスト」になっていたり、情報や歴史総合など、新しい科目も登場したりしています。
面接や小論文、ディスカッションなどが重視される入試もありますし、進研ゼミだと最新の情報や入試動向がわかるのはありがたいですね。
学習管理:合格特訓コースが手厚い
スタディサプリ ベーシックコース |
スタディサプリ 合格特訓コース |
進研ゼミ 高校講座 |
|
学習管理 | ✕ | ○ | △ |
最近は予備校でなくても良い教材がたくさんあり、「いかにやり切れるか」が重要視されることが多いです。
スタディサプリの合格特訓コースは、映像授業を最大限に活用できるよう担当コーチがサポートをしてくれます。
合格特訓コースでは志望校合格に向けた学習計画の作成や、毎週の学習ペースが予定通りかをチェックしてくれて、勉強する中での悩みや相談なども受け付けてくれます。
スタディサプリの映像授業はたくさんあり、自分だけで進めるのは大変なもの。
合格特訓コースではコーチが道筋を立ててくれるため、あとは迷わず勉強するだけです。
また、受験勉強をしていると、ときには模試の結果などで落ち込むこともあるもの。
こうしたときにコーチがメンタル面の支えになってくれるのも、意外と大きなメリットです。
一方の進研ゼミは「先輩ダイレクト」というサービスがあり、お子さんの志望校に在籍している大学生の先輩が勉強法や進路の相談に乗ってくれます。
受講生1人1人に専任のコーチがつくわけではありませんが、先輩に直接相談できるのは刺激になるはず。
自分に合わせた学習計画は毎月届く教材で考えられていて、アプリ教材では今やるべき学習内容をこれまでの受験生のデータから提案してもらえます。
進研ゼミは親御さん世代の内容とはかなり変わり、続けやすくなりました。
質問サービスや先輩ダイレクトを活用することで、「毎月届くけど、途中で挫折して放置・・」という失敗を防げます。
スタディサプリの合格特訓コースは担当のコーチがつくので、より継続・習慣化をしやすいです。
スタディサプリはコーチが専任のためお子さんの状況をいつも把握してくれていますが、進研ゼミは単発の相談になりやすいのが違いですね。
費用:どちらもお値打ちでコスパ最高
スタディサプリ ベーシックコース |
スタディサプリ 合格特訓コース |
進研ゼミ 高校講座 |
|
費用 (税込) |
月2,178円 年間一括21,780円 |
月10,780円 | 高1 月6,480〜9,630円 高2 月6,690〜9,840円 高3 月9,950〜14,990円 |
毎月の費用は、スタディサプリ・進研ゼミともお値打ちです。
スタディサプリのベーシックコースは月2,178円(税込)と、あり得ない安さ。
これで全ての動画を見ることができるので、コストパフォーマンスは最高です。
大手予備校は年間50〜100万円ほどかかるため、本当にお得。
ただ、合格特訓コースも月10,780円(税込)で、年間で12万円ほど。
できる限り費用を切り詰めるならベーシックコースでも良いですが、万全の対策をするために、合格特訓コースの月1万円くらいはかけても良いと思います。
進研ゼミは受講する科目数で金額が変わりますが、月1万円前後でスタディサプリの合格特訓コースと同じくらい。
また、届くテキストは申し込んだ科目のみですが、アプリ教材は受講する科目数に関係なく、全ての科目を利用できます。
力を入れたい科目だけ申し込み、残りの必要な科目はアプリ教材を中心に勉強するのも良いですね。
費用はスタディサプリも進研ゼミも、文句なしにお値打ち。
スタディサプリのベーシックコースは最安の部類ですが、大学受験は油断禁物。
なるべく万全に準備・対策をするためにも、スタディサプリを使うなら合格特訓コースがおすすめです。
ベーシックコースも合格特訓コースも最初に14日間の無料体験ができるため、まずは試してみるのも良いですね。
ちなみに合格特訓コースは十分なサポートができるよう志望校ごとに申し込み期限があるため、気になったらお早めに。
それぞれが向いている人
ここまで、さまざまなポイントでスタディサプリと進研ゼミを比べてきました。
比較の結果を踏まえて、それぞれ次のようなお子さんにおすすめです。
- スタディサプリ・ベーシックコース
・わかりやすい動画があればいい
・手持ちの教材で自習できる - スタディサプリ・合格特訓コース
・自分で自習ができない、サポートが必要
・計画性に不安がある、質問や相談をしたい - 進研ゼミ高校講座・大学受験講座
・映像授業・テキスト・受験情報・質問&相談が、ひと通り揃っていると助かる
・使う参考書や問題集にあれこれ迷いたくない
独学する力があればスタディサプリのベーシックコースで良いですが、多くのお子さんはサポートがあるほうが安心。
スタディサプリの合格特訓コースと進研ゼミはどちらも良質なため、お子さんが動画派ならスタサプ、テキスト派なら進研ゼミと、相性で選ぶと良いですね。
ちなみにあらためてリサーチして、私が使うなら進研ゼミを選びます。
教材の質は十分で迷わず勉強でき、情報も提供してもらえて志望校の先輩にも相談できるので、「もうこれだけやればいいな」と集中して取り組みますね。
まとめ
スタディサプリと進研ゼミは、どちらも良い教材。
授業やテキストの質が高く、両方とも質問や学習相談のサポートがあるため、独学でも続けやすいです。
スタディサプリを中心に進めるならサポートが手厚い合格特訓コースがおすすめですが、お子さんが自習でしっかり進められるならベーシックコースも良いでしょう。
進研ゼミはテキスト・動画・サポートとも揃っていて、迷わず勉強したいお子さんにぴったり。
偏差値50〜60の大学を狙うなら、国公立・私立問わずおすすめです。
どちらも始めるハードルは低めのため、まずは無料お試しや資料請求から始めてみてくださいね。
合格特訓コースはスタートキットももらえる。
スタディサプリは両コースとも14日間の無料体験があり、進研ゼミも資料請求から始められます。
ただしスタディサプリの合格特訓コースは、志望校によって申込みの締切日があるため気をつけてください。
大学受験の対策は、早めに始めるほど有利。
どちらも良い教材なので、ぜひお子さんにしっかり活用してもらい、志望校合格を果たしてほしいと思います!