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人気の通信教育、進研ゼミ。進研ゼミは長年に渡って評判の良い教材で、問題・構成とも充実。きちんと取り組めば志望校に合格するための力もつくため、活用するのもおすすめです。
ただ、一方で進研ゼミは「続かない・・」「難しい」という声もあり、これから始めようか迷うことも多いもの。
そこでここでは進研ゼミの数学の教材を例に、実際の勉強の仕方を紹介します。難しくてつまずいたり途中で続かなくなったりする場合の対策も解説しているため、参考にしてほしいと思います。
※紹介している教材は「進研ゼミ大学受験講座・2020年10月号・国公立スタンダードコース」です。
進研ゼミ大学受験講座(高校講座)数学の学習の流れ5ステップ
進研ゼミ大学受験講座の数学は、主に次の教材で勉強を進めます。
【進研ゼミ大学受験講座・数学の教材内容】
- チャレンジ(1ヶ月のメイン教材)
- チャレンジ解答・解説(チャレンジの解答冊子)
- 合格への100題(1ヶ月10問ずつ。4月〜翌年1月の10ヶ月で100題完成)
- 傾向対策問題(志望校に合わせた模試のような問題。1ヶ月5問ほど)
- 添削問題(1ヶ月の総仕上げ的な問題。1ヶ月2問ほど)
「え、こんなにあるの??」と思うかもしれませんが、これが毎月のボリューム。一見するととても多く感じますが、実は30日できちんとこなせるようになっています。
進研ゼミはこれまでたくさんの人が受講してきて、多くの人がつまずく部分を改良しています。最近はわからない問題を質問できるサービスやプロのスタッフに学習や進路の相談をできるサービスもあり、無理なく取り組めるようになっています。
上の教材を使いながら1ヶ月の勉強を進めますが、大まかな流れは下の5ステップ。これを毎月繰り返すことで、着実に力をつけられます。
【進研ゼミ大学受験講座・数学の勉強法】
- ひと月の学習内容をチェックして、時間配分を考える。
- チャレンジの問題を解き、解答・解説冊子で確認。
- 「合格への100題」で入試問題の演習!
- 志望校に合わせて送られてくる「傾向対策問題」で、さらに実践演習。
- 添削問題で1ヶ月の仕上げ+答案作成力のトレーニング。
1. まずは1ヶ月の学習内容をチェック。20ユニットあるため、1日1〜2ユニットがおすすめ
進研ゼミのメイン教材は、「チャレンジ」。数学は20ユニットに分かれていて、1日1ユニットずつこなせば20日間で終わります。
ただし1ユニットの学習時間は、30分が目安。つまり1日に2ユニットこなすこともできるため、10〜15日くらいで終えることもできます。月の半分でチャレンジを終わらせれば、かなり良いペースといえます。
「1日2ユニット、週に10ユニットこなす」のように、1週間の計画を自分なりに立ててみましょう。
ただし無理は禁物。進研ゼミは継続することで力がつくため、最初のスタートダッシュだけ勢いが良くてもあまり意味がありません。最初は1日1ユニット、慣れてきたら2ユニット、のように段階を踏むのがおすすめです。
ちなみにチャレンジは英語・数学・国語が1冊になっているため、受講する科目以外も勉強できます。ただ、チャレンジに集中するほうが学習効果は高く、つまみ食いのように使うのは微妙です。チャレンジで勉強すると決めたら、教材をフル活用するのがベストです。
2. チャレンジの各ユニットの問題を解き、解答・解説の冊子で確認(わからない問題は質問できる)
チャレンジのユニットで問題を解いたら、解答・解説冊子で答を確認します。
このとき、解説もきちんと読むことで、理解が深まります。数学は単に問題を解けるだけでなく、解き方の幅を広げることも大切。チャレンジの問題はポイントがしっかり詰まっていて、解説を読むことで自分が思いつかなかった点に気づくことができます。
ひとつの問題から得ることは、人によって違うもの。ユニットごとの問題を大切にして、解説までじっくり読み込みましょう。
ちなみにユニットの問題が解けなくても、解説を読んで理解できればOK。復習して解けるようになれば、それで力がついていきます。もしわからない場合は「教科質問サービス」で質問できるため、活用すると良いです。
ただし毎回の問題があまりに難しく感じる場合、コースが合っていない可能性があります。進研ゼミはコース選びがとても大切なので、背伸びしすぎず無理なく取り組めるレベルを選びましょう。
3. チャレンジのユニット学習と合わせて、「合格への100題」を解く!ひと月10問なので、目安は1日1問ペース
チャレンジと合わせて使うと良い教材が、「合格への100題」という冊子。
合格への100題は毎月10問ずつ入試問題が収録されていて、4月〜翌年1月の10ヶ月で100題をこなせるカリキュラムになっています。もちろんこれまでの入試問題を分析して選定されているため、まさに良問揃いの問題集。
チャレンジで各ユニットの問題を解きながら、合格への100題も1問ずつ取り組みましょう。20ユニットが終わる頃に10題の入試問題をこなせていれば、かなりバランスが良いです。
問題集は150問や200問が1冊にまとまっているものも多いです。ただ、進研ゼミはあえて100題を1冊に収録せず、10ヶ月で完成という形になっています。月に10題ならボリューム的に取り組みやすく、配分が考えられています。
4. 月の後半は、復習&志望大の「傾向対策問題」を解く!
ユニットと合格への100題で問題演習を終えたら、月の後半は復習に力を入れましょう。チャレンジと合格への100題の問題をもう1度見直し・解き直しして、定着させます。
また、復習だけでは数学のカンが鈍るため、「傾向対策問題」も解きましょう。
傾向対策問題は志望校に合わせたレベルの問題が、模試のようになっている教材。時間を測って演習できるようになっていて、自宅で実践力を鍛えられます。
チャレンジや合格への100題は確かに力がつくものの、「テストや模試で実力を発揮できるか」が大切。模試の形式で問題を解くと、本番を想定する力が身につきます。
傾向対策問題は、できれば自習室や図書館など、静かに勉強できる環境で解くのが効果的。家だとつい時間を測らずに解きがちですが、テストの形式に近づけて解くほうが効果的です。
5. ひと月の仕上げとして「添削問題」を解き、 実践力の確認と答案の書き方のトレーニングをする
最後に「添削問題」を解きます。添削問題は解いて提出すると、答案を添削してもらえます。
国公立大学の数学入試は、問題の答だけでなく「途中式(問題を解く過程)」も書く必要があります。いわゆる「記述式」という形式ですが、これに対応するには普段からの練習が大切。
記述の練習は、自己流になりがちです。「これでいいだろう」と思っていても、採点者からするとわかりにくい書き方になっていることがよくあります。進研ゼミの添削問題はプロの視点で採点、書き方のアドバイスを書き込んでもらえるため、毎月しっかりと「記述力」を身につけることができます。
進研ゼミを活用する人は、添削が主な目的の人も多いです。添削問題は難しめの問題もありますが、じっくり考えて取り組んでみてください。
(補足)サブ教材の「するする暗記」も使えるので、パラパラ見ておくと効果的
進研ゼミの大学受験講座(高校講座)の数学は、以上の5ステップで毎月の学習を進めます。ただ、サブ教材として「するする暗記」というものもあり、パラパラ見ておくと効果的です。
数学は理論的な科目と思われがちですが、大学入試では「問題に当てはまる解法パターンを思いつく → パターンに沿って問題を解く」という流れで答を導くことが多いです。
つまり「解法パターンをどれだけ習得しているか?」が大きなポイントになり、これをまとめたのが「するする暗記」です。
するする暗記は薄めの冊子で、大学入試で出てくる全てのパターンを網羅しているわけではありません。ただ、特に重要な70個のパターンを厳選して収録しているため、抜けているものがないかチェックするのに便利です。
進研ゼミの数学は難しい? → 自分に合うレベルを選び、無理せず少しずつ進める!(気づいたらこなせている)
ここまでの流れを理解して進研ゼミを活用すれば、スムーズに取り組めて無理なく実力をつけられるはず。
進研ゼミは続かない人もいますが、
- 最初から大量に解こうとしてしまう。
- コースのレベルが、自分に合っていない。
という場合が多いです。
上で紹介したように、進研ゼミは1ヶ月で無理なく取り組める量・構成になっています。ただ、やみくもに勉強を始め、いきなり大量にこなそうとすると、心が折れやすいです・・(汗)
そのため最初に全体のボリュームをチェックして、そこから「1日1〜2ユニット+合格への100題を1問」というペースで学習しましょう。
ウサギとカメの話ではありませんが、最初はゆっくりでもコツコツ取り組めば、3ヶ月、半年と経つにつれて大きな力になるはず。進研ゼミは「じっくり進めよう」という意識さえ持てれば、きっと多くの人に良い教材になります。
進研ゼミの大学受験・数学講座はちょうど良いボリューム!集中して勉強すれば、相当な力がつく教材
進研ゼミの大学受験講座の数学は、バランスの良い内容。チャレンジで基礎力と共通テストに向けたベースを固めつつ、「合格への100題」で入試問題の演習ができます。また、傾向対策問題と添削問題で本番を想定した実践練習もでき、これを毎月続ければ相当な力になります。
進研ゼミは長年にわたって支持されている通信教育。そのクオリティはダテではなく、受験にもしっかり対応しています。予備校よりも低価格で質の高い学習ができるため、これから勉強を始めるなら考えてみるのもおすすめです。