英語力を高める速読英単語の使い方・勉強法。CDの活用法も解説

大学受験の勉強法

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英語の受験対策をするときにおすすめの単語帳として、「速読英単語(Z会出版)」が挙げられます。速読英単語は「英文を読みながら、単語を覚えることができる」ということをコンセプトにした単語帳です。こうした教材はほかになく、「定番の単語帳」として人気があります。

ただ、速読英単語を使うときには「どういう使い方をすると、効果が高いのだろう」「単語だけを覚えても良いのかな」と迷うことがあると思います。

そこでここでは、「速読英単語の効果的な使い方」について解説します。やみくもに取り組むより「正しい使い方」を意識して学ぶほうが、効率良く英語の実力がアップします。

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単語と長文を合わせて使うか、分けて使うか

速読英単語は、3つの部分から成り立っています。

  • 「単語帳」として使う。
  • 「長文」の練習をする。
  • 「CD(別売り)」を使い、リスニング・発音・速読を学ぶ。

速読英単語は、通信教育の「Z会」を提供している増進会出版社から発行されています。Z会がおすすめする速読英単語の使い方は、「長文を読み、文脈の中で単語の意味を理解する」という方法です。

ただし私もそうだったのですが、受験勉強があまり進んでいない段階では、速読英単語の長文を読みこなすことができません。こうした場合、速読英単語はどのように使おうか迷いやすいです。

そのため速読英単語は、次に挙げる2つの方法どちらかで学ぶと良いです。

  1. まずは単語だけを暗記。文法・読解の学習が進んだら、速読英単語の長文に取り組む。
  2. 文法・読解の勉強がある程度進んでいるなら、単語と長文を並行して学ぶ。

どちらの方法でも、最終的には単語と長文を読む力を身につけることができます。今の実力に合わせて、どちらの方法で学ぶか決めましょう。

パターン1:単語だけを覚えたあと、長文に取り組む

速読英単語は「長文+文中に出てくる単語リスト」の構成が繰り返されています。

「文章の意味をスムーズに理解できない」という場合、長文はひとまず飛ばして、単語だけを覚えましょう。ページが飛び飛びにはなってしまいますが、それほどストレスは感じないはずです。

大学受験用の単語帳として人気の「ターゲット1900」と速読英単語を比べると、ターゲットは各単語の「まず覚えるべき意味」が分かりやすいです。これに対して速読英単語は、ひとつの単語でさまざまな意味が並べて書かれていることがあります(「多義語」といいます)。そのためどの意味から先に覚えるべきか、分かりにくい場合があります。

速読英単語で暗記する場合、「最初に書かれている意味」や「多分これがよく使われる、と直感的に思える意味」から覚えましょう。まずはひとつの意味を覚えて、あとは文脈から判断すれば、大きく困ることはないはずです。

こうして単語をひと通り覚える頃には、文法や読解の勉強が進んでいるはずです。この知識を元にして、長文を読みましょう。速読英単語を使い始めた頃は理解できなかった文章を、読みこなせるはずです。

暗記の仕方については、別ページでも詳しく紹介しています。合わせて参考にしてください。
大学受験の勉強で暗記が苦手でも、早く、効率良く覚える方法

パターン2:文法・読解を学習済みなら、単語と長文を同時に学ぶ

速読英単語に掲載されている長文を読んでみて「これなら今の力で読める」と感じたら、文章を読みながら単語を覚えましょう。

速読英単語には、約70本の長文が掲載されています(必修編の場合)。つまり1日1文のペースで長文を進めれば、2ヶ月ちょっとで1冊を終えることができます。この期間は単語を覚える期間としても、1冊の教材に取り組む期間としてもちょうど良いです。2〜3ヶ月を目安に、速読英単語をひと通り終わらせましょう。

速読英単語は長文と単語がすっきりとしたレイアウトでまとめられており、使いやすいです。ただし長文の解説が少なく、意味や構造を読み取りにくい文については、訳と照らし合わせて自分で理解する必要があります。

速読英単語はタイトルに「速読」という言葉がついているものの、最初はしっかりと1文ずつの意味・構造を理解するべきです。すると単語と長文を、合わせて学ぶことができます。

ノートに書く場合、「文の構造」と「訳」を書く

速読英単語で長文を勉強する場合、ノートを使うこともあると思います。

受験勉強は真面目に取り組むことも大切ですが、「効率」も意識する必要があります。「勉強のように見えるけれど、実は作業」という行動は、できるだけ省かないといけません。

速読英単語でいうと、「文章全てをノートに写し、訳を書く」という方法は無駄が多いです。すぐに理解できる文章までノートに写して訳を書いていると、時間がもったいないです。また、速読英単語の場合、訳は長文のすぐ横に掲載されています。

そのため「長くて構造が分かりにくい文」について、読解と訳をノートに書けば十分です。読解を学ぶと、スラッシュや括弧をつけて文章を理解しやすくすることがあるはずです。分かりにくい文章についてだけ、これを行えば良いです。

私の場合はノートを作らず、速読英単語のページに括弧を直接書き込んで、文章構造を読み取っていました。赤ペンを使うと見にくくなるので、シャーペンで書いていました。ただ、よりしっかりと読解をしたい場合は、分かりにくい文をノートに書くのもおすすめです。

長文は何度も読むべき。ただ、きちんと理解してから

速読英単語の長文は、質の良いものが厳選されています。そのため繰り返し読むことで、高い学習効果を得ることができます。復習することで単語の定着度が上がり、長文を読むスピードも速くなるはずです。

ただ、最初から速読を意識して速読英単語の文章を読むことは、おすすめしません。文章構造の理解や訳し方が不十分なままでは、いくらその長文を読んでも読解力は上がりません。まずはきっちりと文章を学び、その上で繰り返し復習をしてください。

長文は1度でも構造や意味を理解すれば、2回目以降はスムーズに読めるはずです。そのため速読英単語の長文を1日に1〜3つずつ復習すると、高い学習効果を得ることができます。また、新しい長文も、ほかの問題集や速読英単語の上級編などで取り組むと良いです。

速読英単語はコンパクトにまとまっているので使いやすいですが、長文の読解法については、参考書やスタディサプリなどで学ぶほうが絶対に良いです。速読英単語の長文は「ボリュームを稼いで、文章に慣れる」という面では良いですが、「速読英単語の英文を読んでおけば大丈夫」と考えるのはやめましょう。

上級編の目安は、文系:難関大学以上・理系:最難関大以上

速読英単語には入門編・必修編・上級編の3種類があります。それぞれの目安は、次のようになっています。

入門編:入試基礎レベル。高1〜2向け。
必修編:入試標準レベル。文系で難関大を目指す場合以外は、センター含めてこれで十分。
上級編:入試上級レベル。文系で難関大以上、理系で最難関大を目指す場合は必要。

多くの場合は、必修編に取り組めば十分です。入門編には中学校で出てくる単語も含まれています。偏差値が30〜40台の場合は、入門編から学ぶと良いです。

CDは購入する価値あり。毎日15分など、時間を決める

速読英単語は、別売りで「CD」が販売されています。単語と英文を音声で学ぶことができ、英文は2種類の速さで収録されています。

入門編:単語の音声+英文の「スロースピード」「ナチュラルスピード」
必修編:単語の音声+英文の「スロースピード」「ナチュラルスピード」
上級編:単語の音声+英文の「ナチュラルスピード」「ハイスピード」

CDで学ぶのも良いですが、スマホなどに入れると使いやすいです。

リスニングに慣れていない場合やナチュラルスピードを聞いて「速い」と感じる場合、無理をせずスローから聞きましょう。そしてだんだんと聞き慣れてきたら、ナチュラルに切り替えます。

空き時間に単語・英文の音声を「聞き流す」

CDの使い方として、「聞き流す」のはおすすめです。移動中や待ち時間などを利用して、速読英単語の単語や英文の音声を「とりあえず」流しておきます。これで無意識のうちに英語が頭に入ってくるため、「勉強しよう」と思っていなくても、自然に単語や長文を学ぶことができます。毎日これをこまめに積み重ねていると、ほかの受験生と大きな差をつけることができます。

単語は書いたり、眺めたり、声に出したりすることで覚えやすくなります。これに加えてCDで「聞く」ことでも、より覚えやすくなります。

英文は読む場合と同じで、「1度しっかり理解した文章」を聞き流すと良いです。

紙面で文章を読みながら復習すると、ひとつの文を前に戻ったり、立ち止まったりしながら読むことが多いです。これに対してCDで聞き流すと、「英文を前から理解する習慣」を強制的に身につけることができます。十分に理解した英文でこのトレーニングをすると、実力アップに役立ちます。

「1日30分」など、時間を決めてしっかり聴く

聞き流して英語をシャワーのように浴びることも良いですが、じっくり英語を聴くことも学習効果が高いです。

「15分は単語を聴いて、あと15分は英文を聴こう」のように決めて、「聴き取ろう」と意識して音声を聴きます。するとより深く単語が定着したり、英文を理解できたりします。

音声は聴けば良いため、ある意味で「手軽な勉強法」といえます。そのためほかの勉強をする合間に取り入れるのも、おすすめです。

このように速読英単語は「紙面で学ぶ」、CD・音声での「聞き流し」「しっかり聴く」という学習を組み合わせることで、ベースの内容は同じでも相乗効果を得ることができます。CDは入門編が2,000円ほど、必修編・上級編は3,000円ほどと少し高いものの、使い込めばその分の価値があると思います。

 

リスニング用としてCDを購入する場合、最初は入門編もおすすめ

速読英単語の「入門編」だけでは正直なところ、大学入試に対応することはできません。入門編に収録されている単語は基礎レベルが中心で、受験英語で大切な「入試標準レベルの単語」が不十分なためです。

ただ、リスニング対策をこれから始める場合、入門編のCDは役に立ちます。やさしい英文をスローとナチュラルの速さで聴くことができるため、英文の聞き取りが苦手な場合でも取り組みやすいです。いきなり必修編の難しい文章に取り組むより、入門編の英文で聞き取りに慣れるほうが良いです。

簡単な文章でもしっかり理解して聞き取れるようになると、リスニング力が向上します。入門編の文章なら、ある程度短い期間で理解できます。そのため分量的にもちょうど良いといえます。

速読英単語を活用して、英語の力を伸ばそう

ここでは速読英単語の、効果的な使い方を紹介しました。速読英単語は良質な英文と単語が上手くまとまっており、「単語力」「速読力」を高めることができます。また、別売りCDを活用すれば、「英語を前から理解する力」や「リスニング力」も身につけることができます。速読英単語を使い込み、英語の偏差値をぐっとアップさせましょう。

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