大学入試本番が近付いてきたら直前期の過ごし方に気を付ける

勉強法

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センター試験や大学入試本番が近付いてくると、それに向けた取り組みが必要です。受験の直前期には、勉強だけでなく、体調管理も大切です。

ここでは、「大学受験の直前期をどのように過ごせば良いか」について紹介します。受験の残り期間を、大切に過ごしてほしいと思います。

勉強は「復習中心」に取り組む

センター試験や私立大学入試、国公立大学の二次試験が近付いてきたら、勉強は「復習中心」に取り組むべきです。新しいことを学ぶことはおすすめしません。これには2つの理由があります。

  • 今まで学んだ知識をしっかり定着させるため。
  • 新しいことを勉強して、不安を大きくしないため。

入試で問題を解けるようになるためには、「得た知識を使いこなせるようになること」が大切です。入試本番ではプレッシャーを感じるため、普段の実力を出しにくい状況です。この状況で学んだ知識を使いこなすためには、定着度合いをしっかりと高めておく必要があるのです。

そのためには、復習を繰り返すことが一番大切です。「解けるはずの問題を、解けなかった」という悔しい思いをすることがないよう、今まで勉強したことをひと通り確認しておきましょう。そして、何度も繰り返し復習しましょう。

これに対して新しいことを勉強すると、「その知識を使いこなせるようになるための時間」が必要です。しかし直前期は、こうした時間をとることが難しいです。入試が開催され、さらにその中で復習をする必要があるため、新しいことを学んでも中途半端な定着度になってしまいやすいのです。

また、新しいことを理解できないと、「入試直前なのに、まだ分からないことがある。どうしよう・・」と不安を感じやすいです。

受験は「メンタルの戦い」でもあります。自信をもって臨むと、合格につながりやすくなります。新しいことを学ぶ中で不安が大きくなると、合格のために勉強するはずが逆効果になってしまうのです。

そのため直前期には、「これまでの勉強で入試に必要なことはほとんど学んできた」と考えましょう。たしかに学びきれていないことはあるかもしれません。しかし今まできちんと勉強をしてきたのであれば、8〜9割は学びきれているはずです。「新しいことを学ばないために不合格になる可能性は低い」と考えましょう。

「過去問演習」も重点的に。時間を測って解く

復習と合わせて行うべきことが、「過去問演習」です。センター試験や受験する大学の過去問を、繰り返し解きましょう。また、入試本番と同じ制限時間で区切って解くと良いです。本番を想定して問題を解きましょう。

過去問はこれまでの入試で出題された問題なので、同じ傾向の問題が出される可能性があります。例年と同じ傾向の問題は、きちんと過去問演習をしておけば正答率をぐっと上げることができます。また、入試当日に問題用紙を開いたときに見慣れた問題が目に入ることで、慌てずに解き始めることができます。

問題は1度だけでなく、何度も復習するべきです。3〜5年分の過去問を、各3回ほど復習しておくと良いでしょう。最終的には過去問を見ただけですぐに解き方が思い浮かび、すらすらと解ける状態にしておきましょう。

受験直前期には「体調管理」も大切

入試を受ける際には、体調を整えておく必要があります。風邪や寝不足の状態で試験当日を迎えてしまうと、今まで伸ばしてきた実力を十分に発揮できないことがあります。体調管理のポイントとして、次の3点に気をつけましょう。

生活リズムを「朝型」に整える

入試は朝から始まります。受験勉強をするために夜遅くまで起きている場合は、「朝型」の生活に整えるようにしましょう。できれば朝7時には起きるようにして、夜の0時には寝るようにすることをおすすめします。

人によっては「睡眠を削って勉強しないといけない!」と思うかもしれません。ただ、睡眠時間を削れば勉強がはかどるわけではありません。身体をきちんと休ませることで、翌日の勉強をするときに集中しやすくなります

とくに受験直前期は昼間に勉強する時間が十分にあります。そのため昼間に勉強を終えるようにすれば、睡眠時間も確保することができます。

このように朝型の生活リズムに整えることで、「入試本番の午前中に頭が回らない」ということを防ぐことができます。

また、朝起きた直後は頭がクリアな状態なので、午前中の勉強がはかどりやすいです。夜型だった場合、最初は少し大変かもしれませんが、朝型に慣れれば学習のパフォーマンスを上げることができます

食事をしっかりとる

体調を整えるためには、食事をしっかりととることも大切です。家庭によっては縁起をかつぐために、「カツ丼」などを入試前に食べることがあるかもしれません。しかし、普段あまり食べ慣れていないものを入試直前に食べると、体調を崩してしまうことがあります。そのためなるべく、「普段通りの食事」をすることをおすすめします。

また、朝食については起きた直後で食欲がなく、食べない人がいるかもしれません。しかし朝食は1日を始めるためのエネルギー源になるため、できるだけ食べると良いです。

風邪の対策をしておく

風邪の対策についても、きちんと行っておくことをおすすめします。一番簡単にできることは「手洗い」「うがい」をこまめにすることです。これだけでも風邪を引く確率を大きく下げることができます。

また、入試当日の会場では、マスクをすることも良いです。会場内にはたくさんの人がいます。その中には風邪気味の人がいる場合があるため、マスクをすることでうつされてしまう可能性が低くなります。

さらに、心配な場合は「インフルエンザの予防接種」も受けておくと良いです。インフルエンザになってしまうと、体調を大きく崩してしまうことに加えて、自宅から出ることができなくなります。

インフルエンザの休息期間と入試当日が重なってしまうと、試験を受けられなくなってしまいます。無理をして入試に出向くと、周りの人がインフルエンザに感染してしまう恐れがあります。そのため絶対にやめるべきです。

入試に対するプレッシャーを克服する

入試が近付いてくると、「本番に対するプレッシャー」を強く感じるようになります。人によっては「自分は全落ち(全ての大学に落ちてしまう)してしまうのでは?」と思うことがあるかもしれません。しかし不安や緊張を強く感じていると、問題を解けなくなる原因になってしまいます。

プレッシャーを克服するためには、「今までこれだけ勉強してきたのだから、絶対大丈夫!」と思うようにすると良いです。また、第一志望に行きたい気持ちはあると思いますが、「万が一のときにはすべり止めの大学がある」ということも緊張を和らげる材料になります。

さらに「軽い運動」をすると、ストレスを発散することができます。ジョギングをしたり、今まで行っていたスポーツがあれば、それをしたりすることもおすすめです。不安や緊張を解消することができるだけでなく、身体を動かすことで眠りにもつきやすくなります。

また、「部屋の中で軽いストレッチをする」「部屋掃除をする」など、家の中で身体を動かすことも効果的です。

私自身も受験のときには強くプレッシャーを感じていました。私は1浪して第1志望の大学に合格しましたが、「絶対に今年で合格したい」と思っていました。そのため不安を感じながらも「絶対できる」と何度も思うようにしていました。気持ちを切り替えることがとても大切です。

直前でも「休みの日」を作るようにする

直前期になると、休みなく勉強を続ける人は多いです。しかし入試の直前であっても、休みを適度にとることは大切です。週に1回は勉強しない時間を設けて、リフレッシュすると良いです。ゲームや漫画などを解禁して楽しんだり、外出したりすると良いです。

気分転換をすることで、生活にメリハリをつけることができます。すると気分が軽くなり、「また勉強を頑張ろう」という気持ちが湧きやすくなります。

リフレッシュをするときには、友達も誘いたくなるかもしれません。ただ、友達は勉強や入試本番で忙しいことがあるため、あまり強引に誘わないようにすると良いです。

おわりに

ここでは、「受験直前期の過ごし方」について紹介してきました。直前期は「復習」と「過去問」を中心に勉強して、体調管理に気をつけてください。また、ときにはリフレッシュをすることも大切です。メリハリをつけてやるべき勉強をすることで、志望校に合格できる可能性が高まります。

直前期になると、長い受験期間の終わりが見えてきます。納得のいく結果にできるよう、最後まで頑張ってほしいと思います。

また、入試前日・当日の過ごし方についても別の記事で紹介しているため、参考にしてほしいと思います。

【完全版】大学入試当日の持ち物リスト!入試前日・当日の過ごし方

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