大学受験のためにホテルはいつ予約するべき?親の同伴は必要?

受験情報

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入試を受けるためには、受験する大学へ直接向かう必要があります。自宅から行くことができる範囲の大学を受験する場合は当日の朝に向かえば良いですが、遠い大学を受験する場合は前日からホテルに宿泊して、大学に行くことになります。

いわゆる「受験シーズン」は高3の1〜3月で、この時期には受験生が一斉にホテルの予約を始めます。ただ、予約が集中してホテルの予約ができないことがあるため、できれば早めに予約するほうが良いです。

ここでは、大学入試でホテルを利用する場合の「予約時期」と「予約するときの注意点」について紹介します。

予約はできれば「10月以前」に

大学入試を受けるためにホテルを利用する場合、できれば「10月以前」に予約しておくと確実です。もしこのページを読んだ時点で10月を過ぎている場合、できるだけ早めにホテルを検討すると良いです。「楽天トラベル」はさまざまなホテルを一覧で確認できるため便利です。

多くの受験生は1月に行われる「センター試験」のあとにホテルを予約します。この時期には予約が集中するため、希望のホテルを予約できない可能性があるのです。

私立大学はセンター試験の結果にかかわらず、受ける大学を決めることができます。そのため受けることが決まっていてホテルへの宿泊が必要な場合は、受験校を決めた時点で早めに予約することをおすすめします。大手予備校の河合塾によるリサーチでは、10月以前にホテルを予約する人は「全体の約30%」となっています。

ホテルによっては直前でなければ無料で予約のキャンセルをすることができます。そのため一旦ホテルを予約しておいて、万が一志望校を変更することになった場合はキャンセルをするのもひとつの方法です。心配な場合はホテルを予約する際に、キャンセルについて確認しておきましょう。

「安い」というだけで決めない

大学受験のためにホテルを予約する場合、「宿泊料金が安い」という理由だけで決めないようにしましょう。

一般的に宿泊料金が上がるほど、ホテルの快適さは上がります。入試は今後の生活を大きく左右するものです。安さにこだわってホテルを選ぶと、入試前日をあまり快適でない部屋で過ごすことになってしまいます。すると入試当日に、万全の体調で臨むことができなくなります。たしかにお金を節約できるかもしれませんが、体調が原因で入試に失敗してしまう可能性が高まってしまうのです。

そのため大学受験で利用するホテルは、できるだけ快適に過ごすことができるホテルに宿泊することをおすすめします。目安としては7,000〜10,000円のホテルであれば、十分快適に過ごすことができるはずです。

周辺に大学があるホテルでは、秋ごろから「受験生プラン」を設けていることがあります。整った環境の部屋に安く泊まることができるため、受験生プランがあるかどうかをホテルに確認するのはおすすめです。

受験に適したホテルのポイント

予約するホテルが次の3つの点を満たしていると、受験前日を快適に過ごしやすいです。

  • 大学から近い。
  • 勉強できる机がある。
  • 電気スタンド・加湿器を貸し出してくれる。

ホテルは大学から、なるべく近いほうが良いです。できれば徒歩で向かうことができると、慌てずに試験会場へ向かうことができます。また、電車に乗って10分ほどで大学の最寄り駅に到着できるホテルも良いです。

そしてホテルでは、勉強できる机と電気スタンド、加湿器があると良いです。入試前日に長時間の勉強をすることはおすすめしません。ただ、最後確認などをするときに、机と電気スタンドがあると便利です。

また、加湿器があると、部屋の乾燥を防ぐことができます。受験シーズンは冬の時期で、空気が乾燥しやすいです。乾燥している中で過ごしていると、風邪を引く原因になってしまいます。そのため加湿器をつけて眠ることで、「朝起きたら喉の調子がおかしい」「空気の乾燥から風邪を引いてしまった」というトラブルを防ぐことができます。

電気スタンドや加湿器は部屋に置かれていなくても、ホテルに入るとすぐにある「フロント(受付)」で借りることができる場合があります。これも予約をするときに、「加湿器を借りることはできますか?」と確認しておくと良いです。

前日は早めに到着する

ホテルには早めに到着するようにしましょう。時間に余裕をもってホテルにチェックインすることで、当日に向けての準備をしっかりとすることができます。

ホテルへのチェックインを終えたら必ず行っておくべきなのが「大学の下見」です。当日に始めて大学へ向かおうとすると、途中で道を間違えてしまったり、迷ったりしてしまう可能性があります。そのため当日に迷わず受験会場に向かえるよう、前日に下見をしておくと良いです。道を確認して、「これなら迷わずに会場へ行ける。大丈夫だ」と思えるようにしておきましょう。

また、下見を終えたら、ゆっくりと休みましょう。入試前日は不安から勉強したくなるかもしれません。しかし前日に焦って勉強することで、新たに分からない点が出てくる可能性があります。すると逆に不安が大きくなってしまうため、今まで勉強してきた自分を信じるようにしましょう。

気分転換にホテルの周辺を散策してみるのもおすすめです。「入学したら、ここをいつも歩くようになるんだ」とイメージしてみたり、普段とは違った町並みを楽しんだりしましょう。気持ちをリフレッシュすることができ、「明日は頑張ろう」と思えるはずです。

入試前日は、勉強するよりも「気持ちを整えること」のほうが大切です。「今まで頑張って勉強してきたのだから大丈夫!」と自信をもって当日を迎えましょう。

ホテルで宿泊するときに気をつけるべきこと

ホテルに宿泊するときには、思わぬところでトラブルが起きることがあります。次の4点に気をつけるようにしましょう。

部屋の乾燥に注意

まずは「部屋の乾燥」です。上でも紹介したように、冬はホテルの部屋が乾燥しやすいです。湿度が低いままで寝てしまうと、入試当日に喉が痛かったり、風邪を引いてしまったりする場合があります。

そのためなるべく部屋の湿度を保つようにしましょう。ホテルの部屋に加湿器が置かれている場合はそれを使うと良いです。また、貸し出しをしてくれる場合は、フロントに確認して加湿器を借りましょう。

加湿器がない場合は、お風呂にお湯をためて、お風呂のドアを開けておきましょう。こうすることでお風呂の蒸気が部屋に広がるようになり、湿度を保つことができます。もしくは濡れたタオルをハンガーにかけて干しておくことでも、蒸気が部屋に広がるため、湿度を保つ効果があります。

部屋の乾燥は「それほど気にしなくて大丈夫だろう」と、軽く考えてしまうことがあります。しかし喉を痛めてしまってからでは遅いため、あとで後悔しないために前もって対策をしておくようにしましょう。

当日の朝は寝坊しないようにする

入試当日の朝は、時間に余裕をもって出発するようにしましょう。近くに宿泊しているはずなのであまり早すぎる時間に行く必要はありませんが、余裕をもって到着しておくことで、慌てずに入試に臨めます。

このためには、朝起きるときに寝坊しないことが大切です。入試前日は緊張してしまい、夜遅くまで眠れないことがあります。この場合、眠ることができても入試当日の朝に起きる時間が遅れる可能性があります。

そのため携帯のアラームを必ずセットして、寝坊しないようにしましょう。何度かアラームが鳴るようにしておくと、確実に目を覚ましやすいです。

また、心配ならホテルのフロントに「モーニングコール」をお願いしておくと良いです。モーニングコールを依頼すると、ホテルのスタッフが朝に電話などで起こしてくれます。

朝食は慣れたものをしっかり食べる

入試当日は、ホテルの朝食をしっかり食べるようにしましょう。ホテルによっては和食と洋食の両方が用意されていて、好きなほうを選んだり、両方を食べることができたりします。

ただ、なるべく普段食べているメニューに合わせることをおすすめします。「せっかく洋食があるから、たまには朝ごはんにパンを食べよう」のように考えて朝食をとると、慣れない食事が原因で体調に違和感が生じることがあります。

こうした可能性は低いですが、大切な入試の前なので、念のため気をつけておくほうが良いです。入試当日に食べるメニューは、普段と大きく変えないようにしましょう。

忘れ物がないかを確認して出発する

ホテルを出発する際には、忘れ物がないかどうかを確認するようにしましょう。うっかりホテルに忘れ物をすることは意外とあります。できるだけホテルの部屋では荷物をまとめて置くようにして、小物類はバッグの中に入れておきましょう。「ちょっとだけテーブルに置いておこう」と思って置いた物を忘れてしまい、入試が始まってから気になってしまうことがあります

ホテルの部屋を出る前に確認をしてからチェックアウトをすませましょう。

親は同伴するべき?

入試でホテルに宿泊する際に、親も同伴して宿泊するかどうかを迷うことがあるかもしれません。「子供が一人で入試会場にきちんと向かえるかどうか」が心配になることはあると思います。

入試当日に親が同伴するかどうかについては、賛否両論あります

私は同伴を「必要ない」と思っています。大学受験生は18歳以上なので、ほぼ「大人の年齢」といえます。私は「自分1人で色々なことができるようになるほうが、良い経験になる」と思います。親が手伝ってしまうと、子供が社会勉強をする機会を奪ってしまうことになります。そのため私は「親の同伴は必要ない」と考えています。

ただ、「親が一緒に行ってくれたほうが安心」という受験生も、中にはいます。こうした子供を無理に1人で宿泊させようとすると、入試で失敗してしまう可能性があります。そのため、親が同伴したほうが安心といえます。

このように親が同伴するべきかは家庭によって異なるため、親子で相談することをおすすめします。

ホテルの予約は余裕をもって

ここでは、大学入試を受けるためのホテル予約について紹介してきました。基本的には志望校が確定した時点で、ホテルを予約するほうが良いです。良い立地のホテルが一杯になる前に、予約しておきましょう。また、紹介した準備やホテルでの過ごし方も参考にして、入試当日を万全の状態で迎えてほしいと思います。

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なお、入試のときに持っていくものは、別のページで詳しく紹介しています。合わせて参考にしてほしいと思います。

【完全版】大学入試当日の持ち物リスト!入試前日・当日の過ごし方

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