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大学受験の勉強では、必ず「模試」を受けることになります。模試を受けていると、ときどき失敗してしまったり、点数が伸び悩んだりしてしまうことがあります。
こうしたとき「自分はダメだ」「志望校合格なんてムリだ」と思ってしまう人は多いです。しかし模試で失敗や伸び悩みがあったとしても、志望校に合格することはできます。
受験は諦めたら、そこで試合終了です。ここでは「模試で失敗したときの、対処方法」について紹介します。こうした対策を前もって知っておくと、模試の結果に慌てず対応することができます。
落ち込むことは誰しもある。まずは気分転換を
まず、模試を受けて、ずっと順調に成績が伸びる人はなかなかいません。ほとんどの受験生は、模試で思うような成績が取れなかったり、伸び悩んだりしています。
勉強を頑張っている場合、「こんなに勉強しているのに、どうして成績が伸びないのだろう」と思うことがあると思います。
ただ、身につけて間もない知識は、まだ自由に使いこなせないことが多いです。勉強した知識をさまざまな問題で使っていると、少しずつ本当に「自分のもの」にすることができます。この段階になって初めて、学んだことが成績アップにつながります。
受験は「メンタルとの戦い」でもあります。模試ではどうしても、結果に一喜一憂してしまいがちです。しかし上のように「結果に結びつくまでには時間がかかる」ということを認識して模試を受ければ、1度の模試で結果が悪くても、動じずに勉強を続けることができます。
ただ、そうは言っても、結果に落ち込んでしまうことは誰しもあります。これは仕方ないと思います。模試の前は勉強を頑張ることが多いため、まずは気分転換をしましょう。
1日ゆっくり休む
模試を受けた次の日は、1日休んでも良いでしょう。毎日しっかり勉強を頑張ることは、確かに大切です。ただ、ずっと全力で走り続けていると、息切れしてしまいます。すると立ち直るまでに、返って時間がかかってしまいます。
そのため模試を良い機会として、休みをとると良いです。適度に休むことで、メリハリをつけて勉強に取り組みやすくなります。
好きなことをしたり、遊びに出かけたりする
模試を受けた翌日に休むと決めたら、家でゴロゴロと過ごすのも良いですが、何か予定を決めると良いです。友達も迷惑でなさそうなら、趣味などを一緒に楽しむと良いでしょう。また、どこかへ遊びに出かけることも良いと思います。
たまには思い切り羽を伸ばして、しっかり遊んでください。このときは勉強のことを忘れて、遊びに集中すると良いです。
今まで頑張ってきたことを振り返る
こうしてしっかり遊んで家に帰ってきたら、今まで頑張ってきたことを振り返ってみてください。今回受けた模試の出来は悪かったかもしれませんが、あなたはこれまできっと、勉強を精一杯頑張ってきたはずです。
「これだけ勉強してきたのだから、きっと合格できる。今回の模試は駄目だったけど、次は頑張る」のように気持ちを切り替えることができれば、またしっかりと勉強に向かえるはずです。
私も模試でE判定やD判定を取って、落ち込んだ経験があります。このときに友達の模試結果が良いと、とてもショックでした。また、大きな焦りを感じることもありました。ですがこうしたことをバネにできたからこそ、志望校に合格することができたと思っています。
あなたも模試で失敗して、落ち込むことがあるかもしれません。ただ、そのときは上のように思い切り休憩して、これまでの努力を思い出してください。ときには気分転換をすることも、とても大切です。
リフレッシュできたら、「改善策」を考える
こうして気分をリフレッシュして勉強を頑張る気持ちが湧いてきたら、受けた模試を踏まえて「改善策」を考えましょう。「何が原因で、失敗してしまったのか」を振り返るのです。人によって改善すべき点は違いますが、大きく3つの場合に分けられることが多いです。
問題を全体的に難しく感じた場合
模試の問題が思ったより難しかった場合、「あなたの実力が、まだ十分に固まっていない」という可能性が高いです。この場合は焦らず、目の前の勉強をじっくり頑張りましょう。
特に現役生の場合、成績が伸び始める時期が高3の10月や11月であることもあります。つまり受験期間の後半にならないと、成績が伸びてこないのです。それまでは模試の結果に不安を感じるかもしれませんが、「後半で挽回できる」と信じて基礎力・応用力をしっかり固めましょう。
また、「勉強しているつもり」になっていないかを確認してください。「頑張っているのに、成績が伸びない」という場合、新しい問題を解けるようになっていないことが多いです。
受験勉強は「何も見ずに解ける問題」を増やすことが大切です。少し厳しい言い方かもしれませんが、いくら机に向かっていても、ノートをきれいに作っても、新しい問題が解けるようにならなければ、意味がないのです。「必要な知識を学び、問題を解き、解けなかったら復習して解けるようにする」という流れを繰り返せば、解ける問題は増えます。改めて、自分の勉強を見直してみてください。
得点できた問題とできなかった問題の差が激しい場合
「点数をたくさん取れた大問」と「あまり解けなかった大問」で大きく差が出た場合、あなたの「課題」が見えたと考えてください。
確かに点数が取れなかった問題があることは残念ですが、点数をしっかり取れた部分もあるわけです。つまり「きちんと勉強できた部分は、結果が出ている」といえます。ほかの分野も満遍なく勉強すれば、全体的に得点できる可能性が高いのです。
たとえば数学で「微分積分はしっかり得点できたのに、確率は全然解けなかった」とします。この場合「確率を重点的に復習したり、取り組む問題数を増やしたりする」という改善策を思いつくことができます。
模試はつい「合否判定(A判定やB判定など)」や「偏差値」を見てしまいがちです。しかし各科目ごとに出される、「大問ごとの得点」もしっかり確認しておきましょう。得意分野と苦手分野を見極めることで、より効率良く実力を高めることができます。
苦手分野の勉強は、多くの人が避けてしまいやすいです。ただ、腰を据えて取り組めば、苦手を克服することはできます。また、ほかの分野を理解できていることで「関連知識」を身につけているため、より勉強しやすいはずです。苦手分野を克服すれば、大きな点数アップにつながります。
苦手科目の克服には、「スタディサプリ」で動画授業を見たり、Z会の「専科」を受講して、苦手を集中的に克服したりすることがおすすめです。
回答形式に慣れていなかった場合
模試ごとに、回答形式は異なります。マーク模試は「マークシート」で、記述模試は「一部が記述式の解答用紙」で、オープン模試(難関大に特化した模試)は「ほぼ全体が記述式」で回答します。
「マークシートのほうが記述式よりも簡単」と考える人は多いです。ただ、マークシートは「マークミス」で大きく点数を落としてしまう危険があります。また、記述模試は記述式に慣れていないと、上手く回答できないことがあります。特にオープン模試の場合、長い英作文や国語の論述、途中式の分かりやすい記述などがあります。こうした記述式の回答はトレーニングを積んでいないと、いきなり対応することは難しいです。
マークシートでの回答は、模試を何度か受ければ慣れることができます。記述式は長期間でトレーニングする必要があるため、必要に応じて「進研ゼミ」や「Z会」などを利用すると良いです。これらの通信教育には「添削問題」があるため、定期的に記述式回答のトレーニングをすることができます。
改善策を元に、勉強の計画を見直す
模試で点数を取れなかった原因と改善策が分かったら、これを踏まえて「学習計画」を見直しましょう。新たに取り組む勉強を決めたり、重点的に勉強する分野を追加したりします。
また、今まで続けていた勉強についても、「本当に効果的な学習ができていたか」を見直しましょう。
上でお伝えしたように、同じことばかりを繰り返していたり、ノートのまとめばかりをしていたりしなかったでしょうか。できるだけこうした時間を短くして、成果の上がる取り組みに切り替えるべきです。こうして計画を修正して、実際に勉強へ取り組めば、確実に成果につながります。
模試で失敗しても、挽回できる!
ここでは、「模試で失敗したときの、対処方法」について紹介しました。
模試で点数が悪かったときには、まずは気持ちをリフレッシュしましょう。落ち込んでしまうことは、誰しもあるものです。そして気持ちが戻ってきたら模試を振り返り、「改善策」を考えましょう。
失敗した模試を振り返るのは、気が滅入るかもしれません。ですがここでしっかり現実を見ることで、今後の伸びが変わってきます。志望校へ合格するために、しっかり今後の勉強を修正しましょう。