国公立大学受験の仕組みと流れ・センター試験と2次試験

受験情報

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大学受験は高校3年の冬から本格的に始まります。受験勉強自体はそれより前に始める必要がありますが、全体の流れを把握しておくと、勉強や受験準備をスムーズに進めることができます。

ただ、親にとっては自分の受験時代と仕組みが違います。そのため、「センター試験ってなに?」「国公立大学は2回受験できるの?」と分からなくなることがあります。

ここでは、国公立大学の受験の仕組みと流れについて紹介します。

国公立大学は「センター試験」と「2次試験」の合計で合否が決まる

国公立大学の受験は、大きく2つの段階に分かれます。「センター試験」と「2次試験」です。

「センター試験」は、親世代の「共通一次試験」にあたるものです。問題は「大学入試センター」という機関によって毎年作成されています。

センター試験は受験生の9割以上が受け、高校内容の基礎学力を試すテストです。試験の名前が変わっていても、内容は大きく変わっていません。「知らない名前の試験」というだけで抵抗を持たないようにしましょう。

「2次試験」は、大学がそれぞれ独自に課している試験です。

センター試験は、偏差値60以上の大学を目指す受験生も、偏差値50くらいの大学を目指す人も同じ内容です。これに対して2次試験は、大学によって問題が違います。センター試験の内容より難しい問題を課す大学が多いです。また、偏差値が高い大学ほど、一般的に問題が難しいことが多いです。

国公立大学の合否は、「センター試験と2次試験の合計」で決まります。配点・配分・受験科目は大学によって違います。

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2次試験のほうが難しいので、「2次試験の配点が少ないほうが受かりやすそう」と考えるかもしれません。ただ、逆に多くの受験生が高得点を取りやすいため、ハイレベルな競争になることがあります。2次試験の配点が高いと高得点を取るのは難しくなります。ただ、問題を解けるとその分合格に有利になります。

2次試験には、前期・中期・後期試験がある

国公立大学の2次試験は試験が行われる時期により、前期試験・中期試験・後期試験という3つに分かれています。それぞれ前期日程・中期日程・後期日程と呼ぶこともあります。

前期試験(前期日程):2月下旬(2月25日ごろ)
中期試験(中期日程):3月中旬(3月8日ごろ)
後期試験(後期日程):3月中旬(3月12日ごろ)

前期試験でもし不合格だったとしても、中期、後期試験で国公立大学を受験することができます。つまり、最大で3つの国公立大学を受験することができます。

ただ、中期試験を設けている大学は少ないです。希望に合う大学で中期試験を設けているところがあれば、出願するのはおすすめです。さらに、後期試験は最近は減少傾向にあります。偏差値60以上の上位校を中心に廃止する動きもあります。

後期試験はどの大学も、前期試験よりも問題が難しくなっていることが多いです。そのため、前期試験と同じ大学を受験すると、「前期試験で不合格だったのに、後期試験はさらに難しかった」ということになってしまいます。そのため、前期試験を受ける大学よりも、偏差値でワンランク下の大学を「すべり止め」として受けるのが一般的です。

そのため3回の試験があるといっても、実際は「前期試験が中心」です。受験生は前期試験での合格を目標に勉強していきます。

国公立大学受験の流れ・受験準備は9月からスタート

次に国公立大学の受験の流れについてです。子供が高3になると、以下の流れで国公立大学の受験は進みます。

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受験が本格化するのは9月からです。最初の受験の準備は「センター試験の出願」です。出願は「申込みをすること」を指します。

9月下旬~10月上旬:センター試験出願の受付

センター試験の出願は現役生と浪人生で異なります

子供が現役生の場合、高校がセンター試験の受験案内を用意してくれます。そして、生徒全員でまとめて出願します。

子供が浪人生の場合、自分で出願の手続きをする必要があります。受験案内は例年9月1日から配布されます。「センター試験を採用している各大学の窓口」で直接受け取るか、「全国学校案内資料管理事務センター(テレメール)」から郵送してもらうことができます。

センター試験の受験には費用がかかります。3教科以上は約18,000円、2教科以下は約12,000円です(年度によって変動の可能性があります)。

センター試験の受験は国公立大学入試で必ず必要になります。出願は必ず記入漏れのないよう、確認しながら行いましょう。

12月中旬:国公立大学の「募集要項(願書)」配布開始

12月中旬になると、それぞれの国公立大学の「募集要項(願書)」が配布されます。

募集要項は「入試の日程や受験科目などが書かれている冊子」です。その大学の入試に必要な項目が全て書かれているので、よく読む必要があります。

願書はその大学の入試を受けるための「申込書」にあたります。募集要項と願書はセットで配布されています。上でも説明していますが、願書を大学に郵送して試験に申し込むことを「出願」といいます。

国公立大学の募集要項は12月から配布されますが、出願の時期は1月下旬です。募集要項に出願期間が書かれているので、忘れないようにすることが大切です。

1月中旬:センター試験本番

1月中旬になると、センター試験(本試験)が行われます。例年1月15日前後に行われており、ニュースで取り上げられることが多いです。

センター試験は2日間にわたって行われます

センター試験は英語・数学・国語・理科・社会の全ての科目の試験が行われます。また、数学は「1A」と「2B」、理科は「物理」、「化学」、「生物」などのように、さらに細分化されています。科目が多いため、2日間にわたり行われています。

また、センター試験には「追試験」もあります。例年1月20日前後に行われ、「本試験をやむを得ない事情で受けられなかった人」が受験することができます。よほどのことがない限り、ほとんどの受験生は本試験を受験します。

センター試験を受験するには当然ですが、9月の申込みを終えておく必要があります。正しく申込みができていれば、前もって「センター試験の受験票」が自宅に郵送されているはずです。センター試験を受験する場所は、大学入試センターによって決められます。「住んでいる場所の最寄りの大学」が多いです。

また、センター試験が近づいてくると、子供は受験への不安からストレスを抱えることがあります。親として子供に「大丈夫だよ」と声をかけたり、栄養のある食事を作ってあげたりしてサポートしていきましょう。

1月下旬:2次試験出願の受付

例年1月23日ごろからの1月下旬には、国公立大学で行われる「2次試験の出願受付」が始まります。12月に配布された国公立大学の募集要項と願書を用意して、出願します。

国公立大学を含めて、全ての大学を受験するときには「調査書」という書類が必要です。

調査書は高校の先生がそれぞれの生徒に対して書く書類です。「子供の学校での授業の様子や生活態度」について書かれており、子供が中を見ることができないよう、書類を封筒に入れて封をした状態で渡されます。

現役生の場合、12月に先生と面談があり、12月下旬から1月上旬にかけて発行してもらえます。前もって受験する大学の数を伝えると、その分の調査書を発行してくれます。3校受験するなら3通の調査書をもらえます。

国公立大学の出願期間までに、調査書も用意しておきましょう。

2月下旬:国公立大学・前期試験

1月下旬に出願が終わり、1ヶ月後の2月下旬には国公立大学の「前期試験」があります。例年2月25日前後に行われます。

国公立大学を目指す子供にとって、一番大きな関門になる日です。

遠方の大学を受験するときには、前もってホテルの予約をしておく必要があります。また、受験当日に慌てないように、大学までの道を下見しておくことも大切です。

3月上旬~中旬:国公立大学・前期試験合格発表・入学手続き

例年3月1~10日ごろの3月上旬に、国公立大学の前期試験の合格発表があります。

大学の広場に掲示されるため、直接見に行くことができるほか、インターネットの大学のホームページで確認することもできます。インターネットが手軽ですが、大学合格の達成感や喜びを感じるなら、直接行くことをおすすめします。

3月15日ごろからは入学手続きが始まります。大学に直接出向き、書類の提出などを行います。

また、下宿をする場合は引越し準備や物件探しが必要になります。4月の入学に向けて、とても慌ただしくなる時期といえます。

3月中旬:国公立大学・中・後期期試験

前期試験で不合格だった場合、中期・後期の試験を受験します。中期試験は3月8日前後、後期試験は3月12日前後となっています。

このころは前期試験で合格した人たちが入学準備を始める時期と重なります。子供にまだ試験が残っている場合、精神的に苦しい時期になります。ただ、あきらめずに頑張ることが結果につながります。

3月下旬:国公立大学・中・後期合格発表・入学手続き

3月20日~24日ごろに中・後期試験の合格発表があります。

合格していた場合、4月上旬の入学に向けて準備をすることになります。かなり慌ただしい中で準備することになるため、引越しや下宿先探しなどが思うように進まない可能性があります。そのため前もって空いていそうな物件を探しておいたり、引越し業者に相談しておいたりする必要があります。

4月上旬:大学入学

受験が終わり、4月上旬にはそれぞれの国公立大学が入学式を行います。大学受験はこれで終了となります。

流れを把握しておくと、受験準備がスムーズに進む

国公立大学の大学入試の流れは以上のようになっています。親にとっては自分のころと違ったり、知らないことがあったりしたかもしれません。ただ、親も全体像を把握しておくことで、「子供が今何をしているのか」、「何をしないといけないのか」を分かるようになります。

今後のスケジュールを見据えた上で、前もって準備をしやすくなるため、ぜひ上記の流れを確認しておくことをおすすめします。

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