関関同立・理系入試の対策ポイントと勉強法:難易度・偏差値・就職情報

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受験生に人気の高い大学として、「関関同立」が挙げられます。関関同立は「関西学院大学・関西大学・同志社大学・立命館大学」を合わせた言葉で、これらがほぼ同レベルであることからまとめて呼ばれています。

理系で関関同立を目指すのもおすすめですが、人によっては「4大学のうち、どこが良いか分からない」「入試の対策方法が分からない」ということがあると思います。そこでここでは、「理系で関関同立を目指す場合に考えるべきこと」や「入試の対策法」について紹介します。

関関同立の理系は「同志社」「立命館」が上位。偏差値55~60

偏差値を比べると、関関同立の中では「同志社」と「立命館」が上位です。大手予備校の河合塾が公開している「入試難易予想ランキング表」によると、2017年度における関関同立の偏差値は次のようになっています。偏差値に幅があるのは、学部・学科によって数字が多少違うためです。

【関関同立・理系学部の偏差値】
同志社:
55.0~60.0
立命館:52.5~57.5
関西学院:52.5
関西:52.5

私の個人的なイメージも、上のランキングと同じです。同志社や立命館は文系・理系ともに強く、多くの受験生に人気があります。関西学院は文系では高い知名度・人気を誇るものの、理系はそれに比べると印象が薄いです。関西大学は「中堅の私立大学」という印象です。関西大学を狙えるレベルの学力なら、頑張れば立命館や同志社も十分届く範囲です。できれば同志社・立命館を狙ってみるのはおすすめです。

大学イメージは良く、就職に有利。大学内での支援も充実

理系の場合、同志社・立命館は「大学のイメージ」が良いです。周りの人から「良い大学行ってるね」と言われたり、企業へ入社するときに行う就職(しゅうしょく)活動でも、企業の人から「しっかり勉強してきている人だ」と思ってもらえたりしやすいです。

今の時代は正直なところ、以前よりも学歴社会が崩れつつあります。ただ、やはり現在でも大学イメージで就職活動が有利になることはあり、同志社・立命館は好印象をもってもらいやすいです。

また、関関同立はどの大学も「就職支援」に力を入れています。大学のスタッフが就職活動のサポート(相談の受付やアドバイス)をしてくれたり、大学が企業と連携して、「企業の就職説明会」を大学内で行ったりしています。

関関同立を含めて各大学は、「卒業後の進路」という情報を公開しています。就職先を調べたい場合「立命館大学 就職先」「立命館大学 卒業後の進路」のように検索してみてください。例として「立命館を卒業した理系の大学生が、どのような企業へ就職しているか」をチェックしてみました。

立命館大学の学生は文系・理系含めてですが全学年で35,000人を超えており、それぞれの人がさまざまな企業へ入社しています。私が確認したときには「資生堂」「ライオン」「アサヒ飲料」「アステラス製薬」「 ジョンソン・エンド・ジョンソングループ」「旭化成リフォーム」「NTTファシリティーズ」など、大手企業への就職実績がたくさんありました。立命館は「勉強できるだけでなく、勉強したことをきちんと就職につなげることができる大学」といえます。

理系の場合、年間の学費は約150万円。前もって相談を

関関同立の理系で注意するべき点として、「学費」が挙げられます。関関同立の理系学部に進学した場合、1年間の学費は「150万円ほど」です。大学は4年間通うことになるため、卒業までに約600万円の学費がかかることになります。下宿をする場合、これに加えてアパート・マンションの家賃や生活費がかかります。

ちなみに国公立大学の場合、1年間の学費はだいたい「50万円ほど」です。つまり4年間で約200万円ほどであり、関関同立に比べると国公立大学の学費はとても安いです。

関関同立の中でも特に同志社や立命館に合格すると、ご両親はとても喜んでくれるはずです。ただ、入学するとお金の面で大きな負担をかけることは、知っておくと良いです。両親にも費用について相談した上で、志望校を決めましょう。

さまざまな入試方式で受験でき、合格の可能性を高められる

関関同立は、入試方式が幅広いです。

私立大学入試は基本的に、各大学が実施する個別試験だけで決まります。ただ、これ以外の入試方式として、「個別試験+センター試験の合計で合否を判定する方式」「センター試験の点数のみで合否が決まる方式」などがあります。また、「受験科目」も選択制になっていることが多く、「英語と数学のみ」で受験できたり、「英語・数学・物理・化学の合計」で受けられたりします。

関関同立ではさまざまな方式の入試を、同時に受けることができます。つまり「センター試験のみで合否が決まる方式」では不合格となっても、「個別試験+センター試験の方式」で合格できる可能性があります。入試を受けるには費用が必要で、たくさんの方式で受験するとお金がかかります。ただしその分、合格の可能性を高めることができます。

また、関関同立はどの大学も、多めに合格者を出す傾向にあります。それは関関同立を「滑り止め」として受験する人が多いためです。

人によっては、「第1志望の国公立に合格できなければ、立命館に入学しよう」のように考えることがあります。この人は立命館に合格しても、第1志望の大学に合格したら、立命に入学することはありません。

関関同立の各大学は「定員数いっぱいまで、新入生に入ってほしい」と考えています。そのため入学しない人がいても十分な学生数を確保できるよう、合格を多めに出しているのです。

つまり関関同立は偏差値が高いとはいえ、「意外と合格できる可能性の高い大学」といえます。

英語・数学・物理・化学の問題レベルは「標準」

理系で私立大学を受験する場合、英語・数学・物理・化学を受験科目として使うことが多いはずです。関関同立の入試はこの4科目いずれも、「標準レベル」といえます。「やや難」の問題が出題されることもありますが、標準レベルまでの問題をしっかり解くことができれば、十分合格ラインに達する点数を取ることができます。

4教科それぞれとも、まずは「センター試験で7~8割を得点できるレベル」を目指しましょう。英語がどうしても苦手なら、6~7割と少し低めでも大丈夫です。数学・物理・化学に関しては、7~8割のレベルに到達させる必要があります。高3の10月中にこのレベルを目指し、そこからは問題集と過去問で演習を繰り返しましょう。

それぞれの科目について、目安となる勉強内容を紹介します。

英語

単語:ターゲット1900やシステム英単語など、標準的な単語帳を仕上げる。
文法:ネクステージなど、学校で配布された文法問題集を仕上げる。後半の難しい部分は省いて良い。
長文:関関同立の理系英語は標準的。センターと同レベルの英文を、1日に1つ読む。ある程度スムーズに読める必要はある。

理系で私立大学を目指す場合、英語を苦手としていることも多いと思います。あまり無理をしなくて良いので、まずはセンターレベルの長文を読めることを目標にしましょう。

単語と文法は、学校で配布されるものでも構いません。あとは文法の知識を使いこなすための「読解」を学ぶために、「英文読解入門基本はここだ!(代ゼミライブラリー)」「世界一わかりやすい 英文読解の特別講座(中経出版)」のいずれかを学んでおくと良いです。

長文の問題集としては「大学入試英語長文ハイパートレーニング(桐原書店)」や「毎年出る頻出英語長文(日栄社)」はおすすめです。同志社・立命館・関西学院・関西大の過去問で、長文演習をするのも良いです。

数学

解法暗記:黄チャート1A・2B・3Cの例題を解き「よく出題される問題のパターン」を習得する。
問題演習:「1対1対応の演習」レベルの問題を、しっかり解けるようにする。

関関同立の数学は標準的ですが、理系の場合は数1A~数3までをひと通りこなす必要があります。特に数3は手薄になりやすいため、早めにこつこつと準備を始めましょう。

標準的な問題の解法(解き方のパターン)を身につけるには、「黄チャート」がおすすめです。黄チャートの例題をしっかりマスターすれば、センター試験で7~8割取れるレベルには到達できます。

ここから問題演習をするなら「関関同立の過去問」「1対1対応の演習(東京出版)」がおすすめです。たとえば関関同立4大学の過去問を3~5年分も取り組めば、かなりの問題数をこなすことができます。同じ問題は出題されないものの傾向やレベルは同じのため、質の高い問題演習をすることができます。

1対1対応の演習は黄チャートより少し難しめの参考書ですが、問題集として使うにも適しています。関関同立レベルの場合、問題演習をするのに良いといえます。1A・2B・3と分かれているため、それぞれをこなしましょう。

「やさしい理系数学」や「理系数学の良問プラチカ(両方とも河合出版)」も数学の問題集として人気ですが、難しいため不要です。「標準的な問題を、いかにしっかり解けるか」を意識して問題演習をしてください。

物理・化学

物理:「物理のエッセンス(河合出版)」の「*」までの問題をしっかり解ければ、あとは過去問・センター対策で十分。
化学:「大学受験Doシリーズ(旺文社)」の理論・無機・有機をこなして、過去問・センター対策へ。

物理・化学に関しても、標準レベルの問題を解ければ、関関同立の入試には十分対応できます。

物理に関しては「物理のエッセンス」、化学に関しては「大学受験Doシリーズ」などの参考書で勉強して、全範囲をひと通り勉強しましょう。これらを3~5回ほど復習すれば物理・化学の理解が深まり、標準問題を解けるようになります。10月中を目標にエッセンスやDoシリーズを復習まで終えて、あとは過去問とセンター試験の問題で演習をすれば良いです。

参考書での勉強が難しい場合、講義形式の「スタディサプリ」を

関関同立の入試は基本的に、上で紹介した参考書を使えば独学で対策をすることができます。ただ、人によっては独学で勉強するのが難しいこともあると思います。この場合には、月1,078円(税込)で英・数・国・理・社の大学受験対策が全てできる「スタディサプリ」を使うと良いです。

スタディサプリは「スマホで『プロの予備校講師による動画授業』を学べるサービス」で、リクルートが提供しています。月980円と格安なのに質の高い授業で学ぶことができ、多くの受験生に人気となっています。

関関同立の対策にスタディサプリを使う人も多いため、「スタディサプリを使った、関関同立の対策プラン」が公式サイトに載っています。このスケジュールに沿って、ひたすらスタディサプリを活用するのも良いです。

「参考書」で学ぶか「動画授業」で学ぶかは、向き不向きがあります。スタディサプリは最初に14日間の無料おためしができるため、まずは動画授業を見てみるのもおすすめです(※無料期間は申込日が1日目)。15日以降は月1,078円(税込)の料金がかかりますが、ご両親のクレジットカードや携帯料金と合わせて支払いをすることができます。

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>>スタディサプリの「関関同立対策スケジュール」

関関同立は人気の大学。しっかりと入試対策を!

ここでは、「理系で関関同立を目指す場合の対策」について紹介しました。関関同立は受験生から人気が高く、就職のサポート体制が整っているほか、大学のイメージも高いです。学費については考える必要があるものの、志望校として考えるのはおすすめです。紹介した勉強を目安にして、高3の2月までにしっかり対策をしましょう。

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