大学受験では勉強も大切だけれど、体調・健康管理も大切

大学受験の基礎知識

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受験勉強は長期戦です。多くの場合1年~1年半、人によってはそれ以上の期間を勉強し続ける必要があります。そして積み重ねた力を、「入試本番」という1日で出し切らなければいけません。

受験期間は勉強をすることももちろん大切です。ただ、それと同じくらい、「体調管理」も大切です。体調管理をおろそかにしていると「模試で力を発揮できない」「入試当日に風邪を引いてしまう」などのトラブルが起こりかねません。

そこでここでは「大学受験生の体調管理方法」について紹介します。

大学受験生の体調管理とは、「いつも万全の状態を保つこと」

体調管理と聞いて「風邪を引かないように手洗い・うがいをしよう」「インフルエンザの予防接種を受けておこう」のように、「病気に気をつけること」をイメージする人は多いです。しかし体調管理とは「病気だけを防げば良い」というものではありません。

受験生がするべき体調管理とは、「自分を常に万全の状態に保つこと」を指します。

病気ではなくても「やる気が出ない」「すぐに疲れてしまう」のように感じることはあるはずです。こうした状態では、しっかりと勉強に取り組むことができません。つまり病気にはなっていないものの、「万全の状態」ではないのです。

体調管理に気をつける場合「いつも元気に勉強・試験へ取り組める状態」を意識する必要があります。

「栄養のある食事」「睡眠」「病気の予防」は大前提

基本的な体調管理の方法として、食事・睡眠・病気の3点にはいつも気をつけましょう。

食事は栄養バランスの良いメニューを心がけます。あなたが受験を頑張っていれば、お母さんも食事の面でサポートしてくれるはずです。3食きちんと食べることで、朝からしっかり活動することができます。

ただ、入試本番前日に「カツ丼」など、慣れないものを食べることはおすすめしません。急にこうした食事をしてしまうと、逆に体調を崩す原因になります。入試前日に願掛けをするなら近所のお寺にお参りへ行き、食事は普段通りを意識しましょう。

また、お菓子の間食は控えるべきですが、チョコレートやキャンディなどで糖分をとると、集中力アップに役立ちます。そのため、これらを適度に食べることはおすすめです。ただし食べ過ぎには気をつけましょう。

睡眠は、十分にとるべきです。短時間睡眠や徹夜で頑張る人もいますが、次の日に集中できなかったり、結局次の日たくさん寝てしまったりと逆効果です。また、生活リズムが狂いやすく、体調を万全に保ちにくくなります。いつも6~8時間の睡眠をとるよう心がけ、残りの時間でメリハリをつけて勉強するほうが、学習の質が高まります。

病気の予防は、基本的なことをきちんとしておきましょう。帰ってきたら手洗い・うがいをして、受験前の冬はとくに、暖かくして寝ましょう。また、インフルエンザの予防接種も、なるべく受けておくほうが安心です。さらに冬はマスクをつけると、風邪を予防しやすくなります。

いつも万全のコンディションを保つためにやるべきこと

このように、食事・睡眠・病気の予防に気をつけることは、体調管理の基本です。これに加えて良いコンディションを保つには、以下のことにも気をつけましょう。

「勉強しない日」を作る

長い受験期間を、休みなくずっと勉強し続けられる人はほとんどいません。気を張り詰めて勉強していると、どこかで息切れしてしまうのです。

受験勉強は、「登山」や「マラソン」に例えることができます。登山やマラソンも、ずっと山を登り続けたり、全速力で走り続けたりすることはできません。登山では中継地点で休憩をとり、マラソンでは途中で水分補給を挟みます。

これと同じようにペースを保って勉強を続けるには、あえて「勉強しない日」を作ることが大切です。しっかりリフレッシュをすることで、また万全の状態で勉強を再開することができます。ずっと勉強を続けていると、確かに頑張っている姿は素晴らしいのですが、残念ながら能率は落ちます。

受験勉強は、「計画」を立てて進めると良いです。月間・週間・日間のスケジュールを決めて勉強に取り組むと、目標の勉強量をこなしやすくなります。

計画を立てるときには、休みの日を先に決めましょう。ついずっと勉強を詰め込みたくなりますが、あえて「この日は休む!」と決めるのです。

スマホのカレンダーでスケジュール管理をしても良いですが、気に入ったデザインの手帳を購入して、勉強の予定を書き込んでいくのもおすすめです。

適度に運動する

受験勉強では長い時間、机に向かって勉強することが多いです。この状態をずっと続けていると能率が落ちやすいため、適度に運動をすると良いです。好きなスポーツをしたり、運動が苦手ならジョギングをしたりすると良いです。

運動することで身体の働きが活発になり、しっかりと勉強に取り組みやすくなります。また、気分のリフレッシュにもなります。休みの日にスポーツで汗を流すのは、とても良い気分転換の方法です。

不安や悩みを考え続けない

受験期間は、不安や悩みが生じやすいです。「次の模試で良い点が取れなかったらやばい」「本当にこの勉強方法で良いのか」「志望校に落ちたらどうしよう」など、さまざまな思いが湧いてきます。

こうしたマイナスの気持ちをずっと抱えていると、病気になりやすくなってしまいます。また、身体が緊張しやすくなり、試験で良いパフォーマンスを発揮することができません。

受験期間は、不安や悩みが出てきて当然です。ただ、周りの友達や先生に相談したり、上で紹介したように休みでリフレッシュしたりすることで、できるだけ気持ちを前向きに切り替えましょう。「大丈夫! 自分ならできる」と、自分を信じてください。強い気持ちをもつことで、試験でも良い結果を残しやすくなります。

模試や入試の予定を、詰め込みすぎない

受験勉強を進める中では、「模試」を受けることがあるはずです。模試は積極的に受けることをおすすめしますが、あまり詰め込みすぎると逆効果になります。

基本のペースは「1~2ヶ月に1回」を目安に、模試が増える10~12月は1ヶ月に1~2回を目安に考えてください。

模試は開催日が決まっているため、「模試に向けて勉強しよう」という意識が働きやすくなります。そのため模試を「中継地点」として、メリハリをつけて勉強できるようになります。試験が何もないと、ダラダラと勉強してしまう可能性が生じるのです。

ただ、模試は1日がかりで受けることが多く、受け終わったあとは大きな疲れを感じることが多いです。試験中は集中しており、「全力を出そう」という精神状態で問題を解くためです。これを月に何度も繰り返すと、体調を崩しやすいです。

さらに慣れない土地で動き回ると、意外に疲れます。旅行から帰ってくると、溜まっていた疲れが出ることがあります。入試でも毎日のように長距離移動を繰り返したり、あちこち動き回ったりしていると、疲れやすいのです。

そのため模試は、適度に受けましょう。ほど良いペースで活用すれば、模試はとても良いペースメーカー(勉強のペースを保つ役割)になります。

また、入試本番も模試と同じく、集中力を使い、緊迫した状態で受けることが多いです。入試は人によって、連日に渡って受けることがあります。

とくに地方に住んでいて東京の私立大学を受験する場合、東京に1度だけ行って、まとめて入試を受けることが多いです。「2月1日はA大学の試験、2日はB大学、3日はC大学、4日は休みで5日はD大学」のように連続で受験すると、後半は体調を崩してしまいやすいです。

できるだけ受験数を増やして、合格率を高めたい気持ちは分かります。ただ、自分の身体と相談して、適度に休みを入れながら入試を受けることが大切です。

また、模試や入試本番では「毎回の休憩でトイレに行っておく」「外に出て気分をリフレッシュする」ということを心がけると良いです。トイレに行っておくことで試験に集中でき、外に出ることで気分転換をすることができます。

体調管理に気をつけて、ベストな状態で勉強を!

ここでは「大学受験生の体調管理」について紹介しました。体調管理は病気を予防するだけでなく、「元気に勉強や試験に取り組める状態」を目指すことが大切です。上で紹介した点に気をつけて、長期間の受験勉強を乗り切ってください。

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