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受験勉強は一夜漬けで終えられるものではなく、長い期間を勉強し続ける必要があります。受験勉強は1年近くすることが多く、人によってはこれよりも長い間、勉強をする人もいます。
こうした長い期間をずっと勉強し続けるのは、とても大変なことです。勉強が好きな人や、積極的に取り組める人でも、適度に気分転換をしてメリハリをつけて勉強するほうが、逆に効率が良くなるのです。
ただ、「どうやって気分転換をすれば効果的なのか分からない」と思うことがあると思います。そこでここでは、受験勉強の気分転換をするのに最適な方法を9個紹介します。勉強時間と休憩時間にメリハリをつけることで、さらに高い学習効果を得られるはずです。
最初に。受験勉強に息抜きはとても大切
受験勉強をして偏差値を伸ばしたり、志望校に合格をしたりするためには、当然ですが勉強をすることが大切です。ただ、ずっと勉強し続けることができる人はいません。大きく成績を伸ばすことができる人は、上手に息抜きをしています。
勉強をするときには、「脳」をたくさん働かせる必要があります。運動をしているとだんだんと身体が疲れてくるように、脳も難しいことを考えたり長時間考え続けたりすることで、少しずつ疲れてくるのです。
プロのスポーツ選手である「アスリート」は、厳しいトレーニングや練習をするのと同時に、休憩の取り方にもとてもこだわっています。最大限のパフォーマンスを発揮するには、練習も大切ですが、休憩も大切であることを理解しているのです。
脳は目には見えないものなので、疲れていることに気が付きにくいです。しかし勉強を続けることで、疲れは確実にたまっています。そのため気分転換やリフレッシュをして、「脳の力」を回復させることが大切なのです。
受験勉強の効果的な気分転換の方法
ここからは、受験勉強をする上で効果的な気分転換の方法を紹介します。まずは紹介する9個の方法をまとめて紹介します。
- 好きな音楽を聴く。
- おやつを食べる。
- 15~30分ほど昼寝をする。
- 軽い運動をする。
- 友達と遊びに行く。
- 本屋に行く。
- 予備校の講師やスタッフに質問・相談をしに行く。
- ネットサーフィンやゲームをする。
- 自分が好きなことをする。
基本的にはどれも効果がありますが、人によってどの方法が合っているかは個人差があります。そのためまずは「やってみよう」と思えたものを取り入れてみて、そこから他の方法も行ってみると良いです。
好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴くことは、手軽に取り入れることができて効果が高いです。1日の中で勉強時間と休憩時間を決めることがあると思いますが、音楽は「ちょっとした休憩のとき」に取り入れやすいです。
音楽を聴くと気持ちが高揚して、脳がリラックスした状態になります。体力もリラックスしているときに回復しますが、音楽を聴くと「頭が休憩をしている状態」になるのです。このため音楽を聴いたあとは、また集中しやすくなります。
また、よりリラックス効果が高い音楽として「クラシック」があります。その中でも特に「モーツァルト」の曲は良いです。さまざまな研究によって、モーツァルトの音楽を聴くと、脳から「α波(アルファは)」という脳波が出やすくなることが分かっています。
α波は集中しているときやリラックスしているときに脳から出されるものです。つまりモーツァルトの曲を聴くことで、頭をすぐにリラックス状態に切り替えやすくなるのです。人それぞれ音楽の好みはあると思いますが、これを機会にモーツァルトを聴いてみるのはおすすめです。
15分ほど「昼寝」をする
昼寝をすると、身体だけでなく脳も休憩を取ることができます。ただ、あまり長い時間眠ってしまうと、逆に起きたときに頭がぼうっとした状態になってしまいます。そのため昼寝は15分ほどの短時間にとどめましょう。こうした短い時間であっても、しっかりと脳をリフレッシュすることができます。
ベッドに横になると目覚ましに気付かずに寝続けてしまうことがあるため、勉強机に伏せるようにして眠るのがおすすめです。こうした少し不安定な体勢で寝れば、携帯のアラームなどに気が付きやすいです。
軽い運動をする
軽い運動をすることも脳を回復させるのに良い効果があります。運動をして心拍数が上がったり、汗をかいたりすると、頭がすっきりする感覚になることは多いです。
日本運動療育協会という団体によると、こうしたことが起こるのは、『運動によって血行が良くなり、脳が働くために必要な「酸素」や「ブドウ糖」などが頭に供給されやすくなるため』です。
運動はウォーキング(散歩)やジョギングなどで十分効果があります。フットサルなど好きなスポーツがあれば、それを行うのも良いです。また、1回20~30分ほどの運動でも十分なので、普段あまり運動をしていなくても生活に取り入れやすいです。勉強と勉強の合間に取り入れて、頭をリフレッシュさせましょう。
友達と遊びに行く
たまには友達と遊びに出かけるのも気分転換に有効です。自分だけで休憩していると、つい勉強のことが頭をよぎってしまいがちです。ですが友達と遊びに行くと、目の前の友達と話すことになります。そのため勉強のことを考えなくなり、強制的に「休憩モード」に切り替えることができます。
「休憩しようとしても、だらだらと過ごしてしまう」という場合には、普段は勉強を頑張るようにして、友達との遊びを気分転換として取り入れると良いでしょう。ただ、友達が勉強したいと考えているときには無理に誘わないほうが良いです。
本屋に行って参考書・問題集を見る
本屋に行くのも気分転換に効果的です。勉強に使う参考書や問題集を探したり、買ったりすると良いです。勉強のことを考えることになるため100%のリフレッシュ方法ではありませんが、家から出て本屋に行くことで、気分転換をすることができます。また、新しい書籍を見ることで新鮮な刺激を得ることができて、脳の働きが活発になります。
勉強と勉強の合間に少し長めに気分転換をしたいときには、本屋に行くのはおすすめです。
予備校の講師やスタッフに質問・相談をしに行く
もうひとつ勉強の合間に良い気分転換の方法として、予備校や塾の講師・スタッフに相談や質問をしに行くのも良いです。
自分1人で勉強をしていると、だんだんと不安なことや気になることが出てきます。「今のまま勉強していけば大丈夫だろうか」「数学をどうやって勉強すれば良いか、分からなくなってきている」のようなことは、休憩のときに相談しに行くと良いです。
不安や悩みをそのまま自分だけで抱え込んでしまうと、勉強中も常にこれらのことが頭をよぎるようになります。こうした状態では、勉強していても良いパフォーマンスを発揮することができません。
そのため自分だけでは解決策が見つからないときには、なるべく早めに講師やスタッフに相談しましょう。講師やスタッフは相談や質問されることを待っています。そのため、勉強で前に進めるようになるための良いアドバイスをしてくれるはずです。
こうして考えていたことを解決すれば、気持ちをすっきりさせてまた勉強に集中できるようになります。
ネットサーフィンやゲームをする
ネットサーフィンやゲームは、勉強時間を奪ってしまう「受験勉強の敵」ともいえるものです。ただ、時間を決めて適度に取り入れることができれば、とても良い気分転換になってくれます。
人は好きなことをしていると、楽しい気持ちになります。すると頭がリラックスしやすくなり、脳が回復しやすくなるのです。
ネットサーフィンやゲームが好きな場合は、きちんと時間を決めて取り入れることをおすすめします。「今日は昼から1時間だけゲームをしていいことにしよう」のように、「いつ」「どれくらい」を決めることで、メリハリを付けることができます。
ただし、決めたことは必ず守るようにしましょう。1時間だけと決めたにもかかわらず、「あと15分だけ延長しよう」のようになってしまうと、逆効果です。勉強する気持ちを失いやすくなってしまうため、自分で決めたスケジュールに従って勉強もしっかりしましょう。
お菓子を食べる
お菓子が好きな場合は、お菓子を食べることも気分転換になることがあります。あまりお菓子を食べ過ぎると眠くなりなり、勉強の効率が下がってしまいます。そのため、その日の勉強がひと区切りついたときや、「今日は1日、休憩の日にしよう」と決めたときに食べると良いです。
お菓子の食べすぎは健康に良くありません。ただ、逆に食べないことでストレスを感じることも、勉強がはかどらない原因になることがあります。適度な量と食べるタイミングを決めて、お菓子を気分転換に取り入れましょう。
ちなみに「チョコレート」は集中力をアップさせるのに効果的です。海外で行われたさまざまな研究により、チョコレートに含まれる糖分は脳の働きに効果的であることが明らかにされています。勉強にも役立つお菓子を食べるなら、チョコレートはおすすめです。
自分が好きなことをする
人によってさまざまな趣味があると思います。読書やサッカー、絵を描くなど、自分ならではの趣味がある場合は、こうしたことを気分転換にすると効果的です。
上でも紹介したように、好きなことをしていると楽しい気持ちになることから、脳がリラックスしやすくなります。そして脳力の回復に役立ってくれます。
気分転換に何をしようか迷ったときには、まずは「自分が普段、楽しいと感じている物事」をしてみることをおすすめします。決めた時間中は趣味に没頭することで勉強について考えなくなり、リフレッシュにつながります。
勉強と休憩のメリハリをつけることが大切
上のリフレッシュ方法をする上で気をつけたいのが「勉強のことは考えないようにする」ことです。気分転換中も勉強のことを考えていると、脳を使い続けてしまうことになります。しっかりと頭を回復させるためにも、逆にしっかりと気持ちを切り替えて、休憩に集中することが良い結果につながります。
逆にいうと、しっかりと成績を伸ばせる人ほどメリハリをつけるのが上手です。「勉強するときは集中して勉強、遊ぶときは思いきり遊ぶ」のように、勉強と遊びを完全に切り分けています。これに対して勉強のときにゲームやマンガのことを考えてしまったり、遊んでいるときに「勉強しないとなあ」と考えてしまったりすると、勉強と遊び、両方の効果が落ちてしまいます。
「達成できたご褒美」として気分転換をする
また、「やるべきことを達成できたご褒美」として、上のリフレッシュ方法を取り入れるのはおすすめです。
「50ページまで勉強が終わったら、遊びに行こう」のように決めることで、勉強にやる気が湧いています。そして、集中して勉強を終えやすくなります。また、次に勉強するときにも別のご褒美を決めることで、さらに頑張りやすくなります。
このように、「自分が嬉しくなるご褒美」をうまく見つけて目標にすると、メリハリをつけて勉強しやすくなります。上手く自分を勉強に向かわせるためのコツとして、覚えておきましょう。
「休憩は大事」を言い訳にしない
ここでは、受験勉強で取り入れると効果的な気分転換・息抜きの方法を紹介してきました。自分に合った方法を取り入れることで勉強と遊びのメリハリがつき、さらに成績が伸びやすくなります。
また、大切なのは「休憩が中心にならないようにすること」です。
人は誰しもなまけてしまいやすい性質があります。私も受験生時代、ときどきダラダラと過ごしてしまうことがありました。「今日は休憩の日」「十分休んで、明日から本気を出す」のように考えてしまうと、勉強が進みません。「勉強があってこその休憩・リフレッシュ」と考えて、休憩を上手に取り入れることが大切です。