勉強のやる気が出ないときに大学受験生がするべきこと11選

勉強法

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受験勉強をするときには、「勉強する気はあるけれど、なぜかやる気が出ない」ということがあると思います。このときにやる気を出す方法を知っておくと、スムーズに勉強に取りかかることができます。

ここでは勉強のやる気を出す方法を11個紹介します。生活に取り入れて、受験勉強を頑張ってほしいと思います。

やる気を出す方法11個のまとめ

まずはやる気を出すのに効果的な11個の方法を、まとめて紹介します。

  • とりあえず5分だけ勉強してみる
  • とりあえず机に座り、教材を目の前に置く
  • 計算問題や単語から勉強してみる
  • 1時間~1時間半ごとに、時間を区切る
  • スマホ・ゲーム・漫画・テレビのない部屋で勉強する
  • 図書館・予備校の自習室に行く
  • 「今日のうちに勉強すること」をリストアップする
  • 友達と勉強する
  • 寝転んで勉強する
  • 好きな音楽を聴きながら勉強する
  • 模試の成績を見返す

これらを順番に詳しく説明していきます。

とりあえず5分だけ勉強してみる

やる気が出ないときに効果的なのが、「少しだけ勉強をしてみる」という方法です。

受験勉強と同じように、やる気が出にくいことに「掃除」があります。「掃除をしようと思うけれど、面倒だな」と感じることはよくあります。ですがいざ掃除を始めると「色んな部分のホコリや汚れが気になり始めて、掃除を長時間し続けていた」ということがあります。

このように、物事を始めるときには大きなエネルギーが必要です。ただ、やり続けるのは意外と楽なのです

これを勉強に応用すると、「5分だけ勉強しよう」と考えれば良いことになります。5分間勉強すると、そのまま続けて30分や1時間ほど勉強しやすいです。

ちなみにこれは心理学者のクレペリンという人が研究をして、「作業興奮」という名称がつけられています。作業興奮は「作業をすることによって脳が興奮して、物事を続けて行いやすくなる」という理論です。

とりあえず机に座り、教材を目の前に置く

これは作業興奮を利用したもうひとつの例ですが、「5分だけ勉強しよう」と考えるほかにも、「とりあえず机に座ろう」と考えるのも良いです。

「勉強をしよう」と考えずに、まずは机に座り、教材を目の前に置いてみます。

「置くだけで本当にやる気が起きるの?」と思うかもしれません。しかし机に向かい、置いてある教材を眺めていると、「教材を手に取りたい気持ち」になってきます。そしてパラパラと教材を見ていると、目に入った問題について考えるようになります。さらに「問題を解きたい気持ち」が湧いてきて、勉強に取りかかることができます。

計算問題や単語から勉強してみる

より勉強する気を起きやすくするためには、「簡単な問題から始める」というのも良い方法です。要は、「勉強のハードルを下げる」のです。

勉強のやる気が起きない理由のひとつとして「勉強の大変さをイメージしてしまう」ことが挙げられます。「勉強を始めたら、1~2時間は難しい問題を考えないといけない」「問題を解けなかったら嫌だな」のように考えてしまい、勉強し始めるのをためらってしまうのです。

しかし数学の計算問題や英単語なら、それほど大きな労力をかけずに勉強することができます。そして上で紹介した作業興奮によって、続けて他の勉強もしやすくなります。計算問題や英単語は、「勉強のウォーミングアップ」として最適なのです。

計算問題も英単語も、基礎力として大切なものです。習得する必要があるものなので、勉強を始める段階に行い、効率良く時間を使いましょう。

1時間~1時間半ごとに、時間を区切る

「勉強は大変だ」と感じるもうひとつの原因として、「3時間も4時間も勉強しないといけない」と考えてしまうことが挙げられます。このように考えると、勉強を始める前から躊躇(ちゅうちょ)しやすくなります。そして、なかなか勉強を始めることができません。

これを避けるために、1時間~1時間半ごとで休憩を取るようにすると良いです。このようにすることで「1時間勉強したら休憩できる」というイメージが湧き、勉強しやすくなるのです。

休憩を取るまでの勉強時間は、最初は短めに決めて、そこから少しずつ長くしていくと良いです。受験勉強を始めたばかりのときは「30分の勉強ごとに休憩」のようにして、まずは勉強できたこと自体に自信をもつようにします。そのあと60分や90分のように伸ばすと、スムーズに長時間の勉強に慣れることができます。

スマホ・ゲーム・漫画・テレビのない部屋で勉強する

人は誰しも「誘惑」に負けてしまうことがあります。スマホに友達からの連絡があれば、ついメッセージを読んで返信してしまいます。また、ゲームや漫画が目に入れば、手に取って遊んでしまいますし、テレビで面白い番組が放送されていると見てしまいます。

受験勉強を頑張るときには、これらを我慢しないといけないときがあります。勉強している部屋にスマホやゲームなどが置いてあると、これらが目に入ったときに、つい手に取ってしまいがちです。そのためなるべく遊ぶ物が置かれていない部屋で勉強したり、スマホなどを別の部屋に置いて勉強すると良いです。

つまり自分で「遊べない環境」を作り出すことで、勉強に集中しやすくなるのです。

ちなみに受験期間中、ゲームや漫画を完全にやめるかどうか迷うことがあると思います。自分をしっかりコントロールして、メリハリをつけることができるなら、休憩のときに遊ぶのは良いと思います。自分の好きなことをすることで気分転換になり、勉強にも集中できるようになるためです。

ただ、「ゲームを始めると何時間でも遊んでしまう」という場合には、一度ゲームを「封印(まったくしないようにする)」したほうが良いです。自分でしっかり環境を作り、受験期間中は勉強を頑張りましょう。

図書館・予備校の自習室に行く

上のようにスマホやゲームを片付けても「家にいるとつい遊んでしまう」という場合には、図書館や予備校・塾の自習室に行くと良いです。こうした場所には遊ぶ物がないため、勉強に集中することができます。

また、予備校や塾の自習室には、勉強を頑張っている生徒が周りにたくさんいます。こうした他の人が頑張っている様子を見ることで、「自分も勉強しよう」という気持ちが起きやすくなります。

「やる気が出ないときには外に出て、図書館・自習室に行く」と決めておくのも良いです。対処方法を前もって決めておくことで、やる気が出ないときに気持ちを切り替えやすくなります。

やる気が出ないときは誰もがあります。しかし勉強をしっかりと続けられる人は、このような切り替えが上手なのです。

今日のうちに勉強することをリストアップする

勉強することを紙に書いてリストアップするのも、やる気を出すのに良い方法です。

紙にやるべきことをリストアップすると、ひと目で勉強する項目が分かるようになります。脳は2つのことを一度に考えることができません。頭の中で色々なやることを考えていると、「どれから取りかかるべきなのか」を判断しにくくなってしまうのです。そのため頭の中を整理するためにも、書き出すことをおすすめします。

リストができたら、まずはすぐに終えられるものから取り組むと良いです。上でもお伝えしたように、計算練習などはすぐに終えやすいです。こうしたものからこなすことで、「やる気を出そう」と考えることなく、自然に勉強に取りかかることができます。

このようにやるべきことのリストアップはシンプルですが、効果的な方法です。

友達と勉強する

勉強は自分でする必要がありますが、一緒に勉強を頑張る友達の存在はとても大きいです。やる気が出ないときには、友達と勉強すると良いです。「やる気が出なくて、良かったら一緒にしない?」と相談することで、友達も応じてくれるはずです。

ただ、友達と一緒に勉強を始めると、雑談してしまったりコンビニに行ったりしてしまい、勉強が進まないことがあります。これでは逆効果になり、友達も今度から誘いに応じてくれなくなるかもしれません。必ず「友達が頑張っているから、自分も勉強しよう」と考えるようにしましょう。

また、勉強で分からないところがあれば、友達に聞くのも良いです。学校の先生や予備校の講師には少し聞きにくいかもしれませんが、友達なら気軽に聞くことができます。

志望校に合格した受験生は「一緒に勉強している友達がいたから頑張れた」と話すことが多いです。友達を大事にしましょう。

寝転んで勉強する

どうしてもやる気が起きないときには、ベッドやソファに寝転びながら勉強するのもひとつの方法です。

人によっては「勉強は机でするものだ」と考えるかもしれません。ただ、志望校に合格するために必要なのは「入試を解くのに必要なことを習得すること」です。机で勉強しなくても身につけるべきことを習得できれば、私はそれで良いと思います。

もちろんベッドよりも机のほうが、勉強しやすい環境が整っています。机は問題集や参考書を整理して置いておくことができたり、ノートやペンなども取りやすいところに置くことができたりします。そして、勉強に集中しやすいです。

ただ、「机に座る=大変な勉強をする」と考えてしまうことでやる気が出ないのであれば、寝転びながらでも勉強するほうが知識は増えます。

そのためやる気がどうしても出ないときは、ベッドに寝転びながら参考書などを眺めてみることをおすすめします。少しずつやる気が湧いてくると、ベッドでは計算や文章が書きにくいため、「机に向かおう」という気持ちになってきます。そこからは机で本格的に勉強しましょう。

好きな音楽を聴きながら勉強する

音楽を聴きながら勉強するのも、やる気が出ないときには良い方法です。好きな音楽がやる気を引き出してくれて、楽しい気分で勉強することができます。

私や多くの受験生の経験上、「テンポの良い曲」を聴きながら勉強するのは、基礎的な問題を解くのに効果的です。数学の計算問題や国語の漢字、英文法の問題などは、音楽を聴きながらでも取り組みやすいです。

逆に音楽を聴きながら「英語の長文」を読むと、内容が頭に入りにくいです。また、「数学の難しい問題」も考えにくいです。音楽を聴きながら勉強するのは、簡単な問題を解くときにしましょう。

また、最近はインターネットで「集中力をアップさせる音楽」が配信されています。こうした音楽も、やる気を出すのに効果があります。

集中力をアップさせる音楽では「鳥のさえずり」「海の音」「川のせせらぎ」などの音が流れることが多いです。こうした音からは「α波」という音波が出ています。α波には「脳をリラックスさせる」「集中力を高める」「脳を活性化させる」などの効果があることが、海外のさまざまな研究で分かっています。

集中力アップの音楽は、難しい問題を解くときにも邪魔にならないため、一度聴いてみるのはおすすめです。

模試の成績を見返す

モチベーションを高める方法として、「模試の成績を見返す」ことも効果があります。順位や偏差値が良かったときの模試を見ると「自分はこれだけできるんだ」という気持ちが湧いてきます。この気持ちがやる気につながり、「また頑張ろう」と思えるようになります。

また、今まで満足のいく結果が出ていない場合でも「今はまだ成績が良くないけれど、ここから絶対に頑張ろう」と思うことで、やる気を取り戻すことができます。

模試は復習することで実力を高める良い教材になりますが、モチベーションをアップさせるツールとしても良いものなのです。

やる気が下がったときの準備をしておく

ここでは、勉強のやる気を出す方法を紹介してきました。どれも無理に気持ちを高めるのではなく、自然にやる気が湧く方法なので、ぜひ試してみてください。

受験期間は長いです。そのため、やる気が出なくなるときは誰にでもあります。ただ、「仕方がない」としてだらだらと過ごすのではなく、「いかに早く気持ちを立て直すことができるか」がポイントになります。

気持ちをスムーズに切り替えるには、「やる気が下がったときの準備」をしておくことが大切です。自分に合った方法でやる気を保ち、勉強を頑張りましょう。

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