Z会が向いている大学受験生は?教材内容や難易度、費用を評価

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通信教育の教材として多くの受験生に人気があるのが「Z会」です。親の世代から人気のある教材で、主に東大・京大・阪大・東北大・早稲田・慶応など、難関大志望の受験生に支持されています。

Z会の教材は問題の質がとても高く、「常に良い問題を提供したい」というZ会の想いが感じられます。活用することで難関大に合格できる学力をしっかりと身につけることができます。

ただ、質が高いということは、「問題が難しい」ということでもあります。ここではZ会の特徴や教材の内容、どのような人におすすめなのかを紹介します。

>>「Z会」の公式ページ・詳細はこちらから(親子で相談するのがおすすめです)

難関大学を志望する人におすすめの教材

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Z会は以前から大学受験対策の教材として定評があります。Z会は1960年から教育事業がスタートしていて、現在までに50年以上の歴史があります。さまざまな教材がある中でZ会が今でも支持されているのは、長い歴史の中で一貫して「ハイレベルな受験生」を対象にしてきたことが理由です。

Z会と比べられることが多い教材に、ベネッセの「進研ゼミ」があります。こちらも質の良い通信教育教材ですが、進研ゼミはより幅広い受験生を対象にしています。Z会は親世代でいう「旧帝大」や上位私立大学を目指す人に向いています。

質の高い問題で評判

Z会が人気の理由は「良質な問題を解くことができる」ことです。受験勉強をする上で「教材選び」はとても大切です。良い教材で勉強することで学習効果を高めることができ、より合格に近付きやすくなります。特に難関大になるほど、こうした教材を使うことで差がつきやすいです。

Z会は「オリジナル問題」をたくさん取り入れた教材を作っています。多くの教材が大学の過去問をそのまま使ったり、入試問題の一部を改変して使ったりしています。これに対してZ会は過去問もありますが、オリジナルの問題がふんだんに取り入れられています。

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難関大学の問題を長年分析して作られたZ会の問題は、非常に内容が濃いです。私も受講した経験がありますが、単に難しいだけでなく問題の随所に学力を伸ばす要素が含まれています。

数学でいうと、さまざまな知識を合わせて使わないと解けないようになっている問題や、問題を解く中で計算力も磨くことができます。問題ごとに、Z会が重視している「意図」が感じられます。ある意味マニアックな面がある教材ですが、だからこそ難関大学を志望する受験生から大きな支持を得ているのだと思います。

また、問題だけでなく、解説もていねいで読みごたえがあります。難しくても解答を読めば理解することができるため、解けなかった問題は復習して理解しておきましょう。最終的に解答を見ずに解くことができれば、問題ありません。

ちなみに私がZ会を受講したときは、最初は難しくてあまり問題を解くことができませんでした。そこからしばらく教材を放っておいてしまったのですが、勉強が進むにつれて活用できるようになりました。

また、分からない問題は解答を読んで理解できるようにしていました。自力で解くことができなくても、解答を読み込んで吸収するだけで大きな学力アップにつながったと思います。まとめてZ会の問題に取り組んだことは、志望校合格にとても貢献してくれました。

私は国公立大学の2次試験対策として、Z会の添削問題を中心に復習していました。それくらい何度も解く価値のある問題だと思います。

教材はとてもシンプル

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Z会の冊子教材はとてもシンプルです。見やすくすっきりしていますが、勉強内容自体に興味をもっていないと、少し退屈に感じてしまうかもしれません。ただ、「Z会を勉強に使いたい」と思う人は、もともと学習意欲が高い場合が多いです。そのためシンプルな構成はむしろ勉強しやすく、「問題に集中できる構成」といえます。

「添削問題」をペースメーカーにして記述力を磨く

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Z会には「添削問題」があります。国公立大学の数学や物理・化学などでは、問題の解答だけでなく途中式を書く必要があります。また、英語や国語では英作文や論述問題があります。そして単に書くだけでなく、難関大学の記述問題は非常にハイレベルです。

こうした問題に対応できるようにするために、Z会で記述問題のトレーニングをすることはとても効果的です。毎月定期的に添削問題の解答を作成することで、しっかりとした記述力を身につけることができます。さらにそれだけでなく、つまずいた部分を添削してもらうことで、「どのように考えれば良いか」や「自分の弱点」が分かります

まあ、Z会の添削スタッフは難関大学の問題を正確に理解することができ、間違った解答に対してアドバイスできる力を持つ人です。そのため添削スタッフの実力はとても高く、適切なアドバイスを受けることができます。

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添削問題の提出を勉強のペースメーカーにすると、勉強にメリハリをつけることができます。添削問題に取り組むこと自体に、高い学習効果があります。しかしそれに加えて、勉強の仕方をより良くすることもできます

ただ、気を付けたいのは「提出が遅れないようにすること」です。Z会の添削問題は、ある程度学力に自信がある人でも苦戦することがあります。提出は遅れても、1年間は受け付けてもらうことができます。ですが沢山ためてしまうと、Z会自体を挫折する原因になるため気を付けましょう。

添削問題で出る「順位」が刺激になる

添削問題を提出すると、順位が出ます。順位は「同じコースを受講していて、添削問題を提出した受験生」を全体として算出されます。Z会を受講している人は全体的にレベルが高いため、その中で上位を取ることができると自信につながります。

逆に順位が低く出てしまうことがありますが、ある意味仕方がない面もあります。ハイレベルな受講者の中で、上位を取るのはとても大変なことです。落ち込んでしまうことがあるかもしれませんが、「伸びしろがたくさんある」と考えて、自分に足りないことを学んでいきましょう。教材を活用し続けることが一番大切です。

Z会だけでは、基礎が抜ける可能性がある

Z会はとても良い教材だと思います。質の高い問題を提供してくれて、受講者のレベルも良い刺激になります。ただZ会だけだと、基礎が抜ける可能性があります。

Z会は添削問題やオリジナル問題などを「参考書などで調べながら解く」ことをおすすめしています。つまり基本的な知識は、参考書で補う必要があるのです。知識の抜けが出ないように、基本的な参考書を用意しておきましょう。

iPadがあるとより便利

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Z会は冊子で勉強する「テキストスタイル」と、冊子+iPadで勉強する「iPadスタイル」の2種類のコースがあります。

テキストスタイル iPadスタイル
添削問題 冊子 冊子+iPadに配信
解答用紙 冊子 冊子
解答・解説 冊子 iPadに配信 

上記の表のように、iPadスタイルの場合は「添削問題の解答解説」をiPadで見ることになる点が異なります。iPadスタイルでは、iPadで次のようなことができます。

  • 勉強計画や成績をiPadで確認できる。
  • 状況に合った学習アドバイスをiPadに配信してもらえる。
  • 模試の成績を登録すると、Z会からアドバイスをもらえる。
  • 添削問題を郵送ではなく、iPadで提出できる。
  • iPadのタイマー機能で、自分の勉強時間を測定できる。
  • 添削問題で点数が良くなかった分野が「復習リスト」としてたまる。

このように、iPadスタイルでできることは多いです。iPadなら添削問題をネットで提出することができて、添削してもらうまでの時間も早いです。郵送の場合、答案がZ会に到着してから9日後に、添削と解答を返却してもらえます。iPadの場合は「Z会マイページ」というページがあり、Z会への答案到着から7日後に添削と解答を見ることができます。

テキストスタイルもiPadスタイルも料金が変わらないため、どちらが合うか考えてみることをおすすめします。

私としては解答解説は頻繁に確認することになるため、テキストスタイルが良いと思います。ただ、最近の受験生はiPadの扱いに慣れているため、ストレスなく使える人は多いかもしれません。

教材の質に比べて、費用は安い

Z会はこのように内容が濃く、充実している教材ですが、費用は安いです。Z会には「本科」と「専科」があり、基本のコースは「本科」です。専科には「センター対策」や「小論文」「東大」「京大演習」などがあり、コースごとに料金が異なります。

Z会は、「本科1講座あたり4,000円(税込)」入会金はなく、1講座から受講可能、iPadスタイルでも費用は変わりません。

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上記の金額は全て「税込み」です。複数科目受講や半年・1年を一括で支払うと、より安く受講することができます。

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Z会と比較されることが多い「進研ゼミ」も費用が安いですが、それでも「1科目あたり月5,390円(税込)」です。

また、大手予備校の「東進衛星予備校」は、基本料金が1講座あたり75,600円(税込)です。1講座は約半年間で終える分量のため、東進衛星予備校は「1科目で月12,600円(税込)」といえます。

このように、ほかの受験対策ができる教材・サービスと比べても、Z会はとても良心的な料金ということが分かります。

家庭によっては予備校や塾を利用しながら、Z会を補足的に使う人もいます。Z会だけでも十分に良い教材になりますが、副教材として活用するのも良いでしょう。ただ、色々な教材に手を広げすぎて、全てが中途半端にならないよう気を付けましょう。

受講の目安は「偏差値60」まずはひと月様子を見るのも良い

Z会は向き不向きがとても出やすい教材です。受講するかを迷ったときには、「受講したい科目の偏差値が60以上」を目安に考えると良いです。これより偏差値が下回っている場合、部分的に問題を解くことはできますが、多くの問題でつまずいてしまいやすいです。そのため、難しくて十分に活用できない可能性があります。

ついていけないと添削問題をどんどんためることになり、自分の学力に自信を失ってしまいます。そのためまずは、ひと月受講して様子を見てみると良いです。

Z会は解約金がかからず、まずは1ヶ月だけ利用して退会することもできます。また、Z会のホームページからは教材見本を取り寄せることができます。見本で使いこなせそうかを確認してみるのも良いです。

使いこなすことができれば、非常に良い教材

ここでは、Z会について紹介してきました。Z会は難関大学を志望する受験生に人気があり、教材の質は非常に高いです。使いこなすことで確固たる実力を身につけることができるため、意欲の高い人は活用してみることをおすすめします。

また、「実際自分に合うかどうかを確認したい」という場合は、まずは資料請求で教材の見本を確認したり、まずはひと月だけ受講したりしてみましょう。こうして気に入ったら、本格的に活用していくと失敗しません。

>>「Z会」の公式ページ・詳細はこちらから(親子で相談するのがおすすめです)

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