大手予備校に子供を入れるメリット・デメリット

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受験勉強を本格的に始めるときに、まず思い浮かびやすいのが「大手予備校」です。
大手予備校の河合塾・駿台・東進は、実力のある人気講師が授業をしてくれます。また、自習室や受験情報、進路のサポートなど、受験勉強の環境が整っています。

ただ、それでも「本当に自分の子供に大手予備校が合っているのかな」と迷うことがあると思います。ここでは大手予備校のメリットとデメリットについて述べ、そこからどんな子供に向いているかを紹介します。

大手予備校の5つのメリット

大手予備校のメリットは大きく5つあります。

  • 講義形式で勉強できる
  • 大手予備校はプロの講師から学べる
  • 勉強の環境が整っている
  • 一緒に勉強できる友達を作りやすい
  • 勉強習慣を作りやすい

ここから、それぞれを説明していきます。

講義形式で勉強できる

予備校では100~300人の学生が入る大教室で授業が行われます。高校の授業と同じ形式なので、慣れたスタイルで勉強することができます

日ごろから勉強習慣がある子供の場合は、独学でも勉強することができます。ですが、子供が部活で忙しい場合や、まだ受験勉強へのモチベーションが上がっていない場合、独学では勉強が進まないことが多いです。

講義形式の場合、聞いていれば内容が耳に入ってきます。そのため、自然に勉強することができます。

また、予備校の授業時間は90分が基本です。さらに大教室での授業は大学での講義形式と同じです。そのため、早くから大学のスタイルに慣れておくことができます。

有名講師から学べる

大手予備校は「有名講師」から学べるのが大きなメリットです。

大学受験の授業をしている講師の中には、毎年何千人もの受験生に講義をしてきた講師や、書籍を出版している講師がいます。こうした講師は受験生の中でも「とても分かりやすい」と評判になっています。

トップクラスに人気のある講師の授業では、300人ほど入る大教室でも満員になります。さらに、定員オーバーで授業を受けられない人も出てきます。こうした講師の授業はとても分かりやすく、多くの受験生の心を惹き付ける「面白さ」があります。面白くて分かりやすいので、受験生は授業に引き込まれてスムーズに勉強することができます。

また、子供の成績も幅広く対応してくれます。予備校では成績別にコースが分かれています。講師はコースに合わせて授業の内容を変えてくれるので、子供が「難しくてついていけない」ということを避けることができます。

講師は偏差値が40~50の人には分かりやすい授業をしてくれて、偏差値60~70の人にはさらに上を目指せるハイレベルな授業をしてくれます。

勉強の環境が整っている

予備校は勉強するための環境が整っています。在籍していると自由に使える「自習室」や、受験情報が載っている書籍や赤本(過去問がまとめられた書籍)を自由に見ることができます。

さらに、チューターやTA(ティーチングアシスタント)と呼ばれる「勉強のサポートスタッフ」が担当としてついてくれます。勉強のスケジュールを一緒に考えてくれたり、数学や英語などの質問を受け付けてくれたりすることもあります。

また、受験勉強の中では「今の時点で偏差値50でも大丈夫かな」「勉強の仕方が分からない」などの悩みが出てくることがあります。チューターはこうした悩みの相談も受け付けてくれます。さらに、子供は勉強へのモチベーションが下がっても、チューターに相談すれば背中を押してもらうことができます。

一緒に勉強できる友達を作りやすい

予備校は同じ学校の友達が通っていることも多いです。友達と一緒に予備校に通えば、成績を比べ合ったり、勉強が上手く進まないときに励まし合ったりしながら勉強することができます。

また、「一緒に通う友達がいない」という場合でも、予備校で気の合う友達ができることもあります。予備校では「理系 私立大学受験コース」など、コースを決めて入学します。そのため周りには似た人が集まっており、似た者同士で友達になりやすいです。

勉強習慣を作りやすい

予備校は授業が行われる曜日が毎週決まっています。そのため、予備校に毎週通う必要が出てきます。

毎週通うことを「面倒」と感じる子供は多いです。特に子供が部活をやっている場合、毎週通うのは大変かもしれません。ただ、少し面倒に感じても予備校の時間が決まっていることで「予備校に行かないと」という強制力が働きます。そのため、勉強の習慣・リズムを作ることができます。

逆に「空き時間にやろう」「時間ができたらやろう」と考えていると、時間ができても勉強が進まないことがよくあります。

大手予備校のデメリット

大手予備校はメリットが多いですが、デメリットもあります。
大手予備校のデメリットは大きく3つあります。

  • 授業を「受けるだけ」になってしまいやすい
  • 場所が限られる
  • 費用が高い

これらについても説明していきます。

授業を「受けるだけ」になってしまいやすい

上でもお伝えしたように、大手予備校は100~300人が同じ授業を受けることがあります。講師は学校の先生のように、寝ていたら起こしてくれたり、解説が分からないときに教えてくれたりはしません。

そのため、子供は「勉強する気持ち」を持って授業を聴かないと、「授業を受けるだけ」になってしまいやすいです。「家に帰ってきたら内容が分からなくなった」、「とりあえず授業は聞いたものの、ほとんど寝ていた」ということになってしまうのです。

成績は偏差値40や50でも良いので、「予備校に入って頑張ろう」という気持ちを持たせることが大切といえます。

場所が限られる

河合塾や駿台は、教室の場所が都市部に限られます。そのため、地方に住んでいる場合は予備校が近くにない場合があります。

予備校まで電車で 30 分ほどの距離なら、通う受験生は多いです。この場合、予備校の入学費のほかに電車代もかかってしまうことになります。

ただ、予備校は環境が整っているので親が「子供に通わせたい」と考えることは多いです。そのため「電車代も子供の将来への必要経費」と考えて、子供を通わせるケースはあります。

東進は予備校型の「東進ハイスクール」と、パソコンの映像で授業を受ける「東進衛生予備校」に分かれます。

「東進ハイスクール」があるのは都市部のみです。「東進衛生予備校」は、地方の学習塾と提携していることがあります。この場合、近くの学習塾が東進衛生予備校として運営されているので通いやすいです。ただ、予備校ならではの大きな教室や、リアルな授業はありません。

費用が高い

大手予備校は大学受験をするための環境が全て高いレベルで整っています。受験勉強を始めるには最適な環境といえます。

ただ、このように環境が整っている分、費用が高いのがデメリットです。

大手予備校の講座は1つで7万円ほど、複数の講座を取ることも多いため、年間で50〜100万円ほどかかることもよくあります。予備校は良いサービスですが、予算に合うかは考える必要があります。

大手予備校はどんな人に向いているか

予備校は次のような子供に向いています。

  • 参考書や問題集での独学ができない人
  • 自分に合った勉強方法が分からない人
  • 強制的に勉強の習慣を作りたい人
  • 友達と一緒に頑張りたい人
  • 受験勉強を頑張る気持ちを持っている人
  • 成績はどんなレベルでもOK

予備校は講師の質も受験情報の豊富さも数ある勉強方法の中でトップクラスです。環境は全て整うので、予備校のことだけを集中してやるだけでも成績アップ・志望校合格をすることができます。

ただ、授業の受けっぱなしになりやすいので、子供に「頑張れそう?」と十分確認することが必要です。もし子供のモチベーションが低そうなら、家庭教師や個別指導のほうが良いです。講師が子供に声かけをしてくれたり、、話の聞き 役になってくれたりして、モチベーションアップの役割もしてくれます。

おわりに

ここでは大手予備校のメリット・デメリット、どのような人に向いているかを解説してきました。

予備校は全ての環境が整っているので、その環境を全て活用するのがおすすめです。講師の授業だけでなく、サポートでの相談や受験情報、自習室を活用すれば、予備校だけで十分に受験対策ができます。

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