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北海道大学(以下、北大)は当然ですが北海道にあり、ほかの都府県から受験しに行くときは注意が必要。
入試が実施される2月の北海道はとても寒く、入試前後に雪が降ることもよくあります。
適当な準備で行ってしまうとお子さんが万全の状態で入試を受けられないこともあり、とにかく注意しておきたいところです。
そこでこのページでは、北大を受験するときの注意点を解説。
想定できることをひと通り対策しておくことで、お子さんも余計なことを気にする必要がなくなり、入試に集中できます。
合否にもかなり影響するため、親御さんも協力して受験を応援してあげてくださいね。
私も10年以上塾講師として働く中で北大を受験する生徒さんも見てきましたが、やはりしっかり準備・対策をした上で当日を迎えています。
北大は入試の難易度も高く、お子さんも全力で頑張っているはず。
ぜひベストを尽くせるよう、フォローしてあげてほしいと思います。
北大受験の注意点8つ
北大受験の注意点は、下の8つ。
- 北海道入りは早めに
- ホテルから北大への移動は最小限に
- 持ち物準備も早めに
- 必ず試験会場の下見をする
- 外出は最低限。なるべく外を歩かない
- 北大までの移動は最小限に
- 時間に余裕をもった行動
- 試験当日の昼食は北大周辺で用意しない
- 試験会場に到着後も全力を出せるよう準備
入試当日だけでなく、当日までの数日間は気をつけることが意外とたくさんあります。
上のポイントを順番に解説します。
北海道入りは早めに
北海道の天気は予測しづらく、特に受験時期の2〜3月は突然の大雪や悪天候で交通機関がストップすることがあります。
試験前日に到着する予定だと、思わぬトラブルで北海道へ到着できないときや、遅れてしまったときに取り返しがつきません。
実際2022年には入試の2日前に大雪が降り、受験生が新千歳空港で足止めされる事態が起きました。
2日前だったのでまだ良かったものの、入試前日や当日だったらと思うと、まさにヒヤリとします・・。
こうしたことから、余裕を持って試験の2~3日前には北海道入りするのがおすすめ。
遠方からの受験者は、風雪害等による交通機関の遅れ等を考慮し、日程に十分ゆとりをもたせるほか、衣服・履物等に注意してください(過去に、豪雪のため交通機関が著しく遅れた例もありますので、十分注意して日程の計画を立ててください。2~3日前までに試験地に来ることを推奨しています。)。
これは北大の公式サイトでも案内されていて、やはりそれだけ大切です。
早めに着くことで気持ちに余裕が生まれて準備もしやすく、現地の状況に慣れる時間もできます。
ホテルから北大への移動は最小限に
試験当日は、ホテルから入試会場までの移動時間・移動距離を最小限にするのが理想です。
できれば早めの予約で、北大から近いホテルに泊まれるとベスト。
慣れない北海道での移動は、少しでも少ないほうが安心です。
お子さんの受験会場は共通テスト後の出願後、1月下旬から2月の入試までに決定します。
JR・地下鉄を利用する必要がある場合、必ず前もって試験会場の最寄り駅を確認しましょう。
北大の敷地は広く、JR札幌駅と、地下鉄南北線のさっぽろ駅・北12条駅・北18条駅が最寄駅。
地下鉄南北線のすすきの駅・中島公園駅・北24条駅・北34条駅もまずまず近いですが、少し離れます。
【北大入試:例年の試験会場の最寄駅】
試験会場 住所(札幌市北区以下) |
最寄駅 |
農学部 (北9条西9丁目) |
JR 札幌駅から徒歩13分 地下鉄南北線 さっぽろ駅から徒歩15分 |
人文・社会科学 総合教育研究棟 (北10条西7丁目) |
JR 札幌駅から徒歩13分 地下鉄南北線 さっぽろ駅から徒歩14分 地下鉄南北線 北12条駅から徒歩8分 |
理学部 (北10条西8丁目) |
JR 札幌駅から徒歩15分 地下鉄南北線 さっぽろ駅から徒歩15分 地下鉄南北線 北12条駅から徒歩8分 |
工学部 (北13条西8丁目) |
JR 札幌駅から徒歩17分 地下鉄南北線 北12条駅から徒歩12分 |
高等教育推進機構E棟 (北17条西8丁目) |
地下鉄南北線 北18条駅2番出口から徒歩10分 |
保健科学研究院 (北12条西5丁目) |
JR 札幌駅から徒歩15分 地下鉄南北線 北12条駅から徒歩4分 |
獣医学部 (北18条西9丁目) |
地下鉄南北線 北18条駅から徒歩11分 |
水産学部 (基本的には後期) (函館市港町3丁目1番1号) |
道南いさりび鉄道七重浜駅から1.5 km 徒歩で約20分 |
おすすめのホテル、ホテルを選ぶ・予約するときのポイントは、下のページで詳しく解説しています。
北大受験は泊まるホテルがお子さんのコンディション・当日のパフォーマンスにかなり影響するため、時間に余裕があれば早めに考えてくださいね。
持ち物準備も早めに
試験当日に向けて、しっかりと持ち物の準備をしておくことも重要。
特に北大は他大学の受験とは違い北海道の寒さという環境の影響が大きいです。
どの大学にも必須のアイテムは大前提として、防寒対策や雪道の対策をしておく必要があります。
チェックリストを作り、忘れ物がないよう確認して北海道へ向かいましょう。
必ず試験会場の下見をする
北大キャンパスは広くて迷いやすく、雪が積もっていて建物が見えにくいことも多いです。
ホテルに到着後したら、必ず試験会場までの下見をしておきましょう。
- 試験会場の場所
- 到着するまでの経路
- 道の様子(積雪・路面の状況)
を確認しておくと、試験当日に焦らず行動できます。
また、雪が積もっている場合は道が滑りやすいため、実際に歩いて確認することは大切。
さらに、北大へは地下鉄の最寄駅から試験会場へ行くことも多いです。
地下鉄がない地域から北大へ向かう場合、地下鉄の乗り方も確認しておきましょう。
特に難しくはありませんが、乗り方を把握しておくとスムーズです。
外出は最低限。なるべく外を歩かない
試験前日はできるだけ外出を控え、ホテルの部屋で体調管理を徹底しましょう。
「時間もあるし、ちょっと北海道を回ろう」と外に出ると、寒さによる体調不良や、外出中の転倒・ケガのリスクがあります。
すべりやすい路面を踏ん張って歩くのは意外と体力を消耗し、普段は使わない筋肉を使うことで足腰や背中が痛くなることも・・。
下見は必要ですが、それ以外はなるべく外を歩かないほうが良いです。
時間に余裕をもった行動
特に北大受験の試験当日は、何があるかわかりません。
大雪のような大きなトラブルでなくても、小さなトラブルが起きることもあります。
こうしたときに慌てないためには、時間に余裕を持っておくことが大切。
時間ギリギリの行動はなるべく避け、試験会場には早めに到着しましょう。
「あまり早く会場へ着きすぎると、逆に良くないのでは?」という意見もありますが、北海道は寒い・いつも通りに歩けない・移動できない、ということがあるので、かなり余裕をもって動くほうが安心です。
試験当日の昼食は北大周辺で用意しない
試験当日は北大周辺のコンビニで食べ物の売り切れが続出。
多くの受験生が昼食を購入して買いたいものがないことも多く、混雑で時間もロスしやすいです。
入試当日にコンビニへ行くのは避けましょう。
飲み物・昼食は前日までに札幌駅周辺などで用意すると良いです。
試験会場に到着後も全力を出せるよう準備
試験会場に着いても、まだできることはあります。
- トイレの位置を複数チェックしておく。
- 雪道を歩くために履いていた雪靴(スノーシューズ)を、履き慣れた靴に変える。
- 服を着替えやすいよう、準備しておく。
トイレは休憩時間に混みやすいため、少し離れた場所まで確認しておくと安心。
近くのトイレは混んでいても、離れると空いていることはよくあります。
一応、試験監督に聞けば近くの空いていそうなトイレを教えてもらえることもあるため、頭に入れておきましょう。
また、北海道は寒いものの、屋内は試験会場を含めて暖房がしっかり効いていて暖かいです。
厚着をしたままだと暑さで頭が回らなくなることもあるため、靴や服装も室内の環境に合わせて調節できるよう準備しておくと良いでしょう。
まとめ:万全の準備で北大受験を!
北大受験はほかの大学・旧帝大に比べて、学力だけでなく対応力も大切。
予期せぬトラブルで、焦りや不安を感じることもあるかもしれません。
経験になることが多い受験ともいえますが、やはり避けられることは避けるに越したことはないもの。
紹介したポイントを踏まえて対策をすることで、かなり有利に受験しやすくなるため、ぜひお子さんと一緒に協力して準備してほしいと思います。
北大受験は環境が大きく影響する意味で、かなり特殊。
万全の準備をすることで、入試本番もベストを尽くしやすくなります。
全力を出すためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
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